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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1363623627/ 純「今日、なんか清澄のヤツが遊びに来てんだって?」 一「そうみたいだね、透華が言ってたよ」 純「タコス娘か誰かか?」 一「男子みたいだけど」 純「はぁ? 男子?」 純「清澄の麻雀部だろ? 男子なんて居たか?」 一「さぁ、ボクも話しか聞いてないから」 純「まさか、あの大将か」 一「流石にそれは無いでしょ……」 純「いずれにせよ、オレ達に挨拶も無しとはなぁ」 一「知らない人に挨拶されても気まずいしボクは別にいいかな。それにハギヨシさんの友達みたいだし」 純「ハギヨシさんの?」 純「執事が職場にダチ連れて来るなんて聞いたこと無ぇぞ」 一「そんなことする人じゃないでしょ」 一「たぶん透華か衣の命令だと思うけど」 純「なんか気になってきたな。ちょっくら挨拶してくっか」 一「ボクは別にいいや」 純「連れねぇの」 一「興味無いしね。ハギヨシさんの邪魔しちゃ悪いし」 純「それじゃ、智紀でも誘うか」 一「迷惑掛けちゃダメだよ」 純「おう」 … …… ハギヨシ「申し訳ありません、京太郎くん」 ハギヨシ「わざわざこちらまで出向いて貰って」 京太郎「いや、全然大丈夫っすよ」 ハギヨシ「前日、透華お嬢様に京太郎くんのことをうっかり話してしまいまして」 ハギヨシ「是非、連れてこいと」 京太郎「へぇ、そうだったんすか」 ハギヨシ「……」 京太郎「……」 ハギヨシ「それでは、何をいたしましょうか」 京太郎「えっ」 ハギヨシ「いや、お恥ずかしい」 ハギヨシ「私、龍門渕家執事になってこの方普通の暇というのを経験事が無く」 京太郎「そうなんですか」 ハギヨシ「住み込みで働いてますし、基本的には無休ですからね」 京太郎「執事ってそんなハードな仕事だったんですか……」 ハギヨシ「あぁ、いえいえ」 ハギヨシ「私が好きでやっていることですから」 ハギヨシ「旦那様にはここに住まわせて頂いている恩もありますしね」 ハギヨシ「話が逸れましたね」 ハギヨシ「それで、休日というのをどう過ごせば良いのか少し分からないのです」 ハギヨシ「招いたこちら側がこういった状態で情けない」 ハギヨシ「京太郎くんには迷惑を掛けてしまいますね」 京太郎「いや、全然構わないっすよ」 京太郎「それに、歳は離れてても俺たち友達じゃないっすか!」 ハギヨシ「京太郎くん……」 ハギヨシ「いや、やはり京太郎くんを呼んでよかった」 ハギヨシ「私には勿体無いくらいの友人ですよ」 京太郎「言い過ぎですよ、ハギヨシさん」 京太郎「そういえば俺、以前から執事って仕事に興味があったんですよ」 ハギヨシ「成る程、そうでしたか」 ハギヨシ「それなら体験してみますか?」 京太郎「え、いいんですか?」 ハギヨシ「流石に屋敷で体験というわけには行きませんが……」 ハギヨシ「私の部屋で良ければご指導させて頂きますよ」 京太郎「うわ、マジですか! やったぁ!」 ハギヨシ「ふふ」 ハギヨシ「では、まずは何事も形からと言いますし」 ハギヨシ「早速着てみましょうか」 … …… 純「おーい、智紀ー」コンコン 智紀「純?」 純「おう、オレだオレ」 純「今日、ハギヨシさんの友達が遊びに来てるらしくてよー」 ガチャ 純「おっと」 智紀「興味がある……」 純「そう来なくちゃな」 純「一緒に行こうぜ、顔見に行くだけでも」 智紀「うん……あ、ちょっと待って」 純「どうした?」 智紀「カメラ忘れてた」 純「(カメラ?)」 … …… 京太郎「ど、どうですか?」 ハギヨシ「いや、私の古着とサイズが合って良かった」 ハギヨシ「とても良くお似合いですよ、京太郎くん」 京太郎「そ、そうですか? いやぁ、嬉しいなぁ」 「ハギヨシさん、オレです。井上です」コンコン 京太郎「ハギヨシさん」 ハギヨシ「すみません、暫く待っていて下さい」 ハギヨシ「今出ます」 「はーい」 ハギヨシ「どうかなされましたか」ガチャ 純「いやー、ハハ……」 純「特にこれといった用は無いんですけど」 ハギヨシ「?」 智紀「今、ご友人の方がいらっしゃってるとか……」ズイ ハギヨシ「ええ、申し訳ありません。一介の執事が職場に私情を持ち込む様な真似を…」 純「いやいや、全然そんなの大丈夫っすよ」 純「ただ、ちょっと客人に挨拶したいなーって」 ハギヨシ「挨拶……ですか」 ハギヨシ「申し訳ありませんが、少々お待ち下さい」 智紀「はい、待ちます」 … …… 京太郎「あ、そういえ龍門渕さんには挨拶したけどそれ以外の人には一度も会ってないっすね」 ハギヨシ「すみませんが、お願いできますか?」 京太郎「いいっすよ」 ガチャ 純「お、来たか」 智紀「……」 京太郎「お邪魔させてもらってます、須賀です」 純「おう、透華から聞いてるぜ」 智紀「こんにちは……」 純「……って」 智紀「し、執事服!」 京太郎「あっ、そのまま出てきちまった」 智紀「しゃ、写真撮らせて貰ってもいい?」 京太郎「えっ…」 ハギヨシ「どうかなされましたか」ガチャ 純「ハギヨシさん」 智紀「……」 智紀「す、素晴らしい」 ハギヨシ「沢村様、何か?」 智紀「いえ、なんでもありません……」 智紀「ところで、須賀君とハギヨシさんのツーショットを撮りたいのですが」 純「何故そこで写真が」 ハギヨシ「写真、ですか……私は別に構いませんが」 京太郎「俺も別に大丈夫ですよ」 智紀「ありがとう……では」 智紀「まずは肩を組んで一枚」 純「(肩を組む必要はあるのか?)」 京太郎「か、肩を組んでですか」 ハギヨシ「こんな感じですか……失礼します」フワッ 京太郎「あっ、はい」 京太郎「(ハギヨシさん、なんか無駄に良い匂いすんだよなぁ)」 智紀「では、そのままで……」 京太郎「ポーズとかは?」 智紀「いえ、自然『カシャ』な感じで撮りたいので……」 純「おお、喋ってる途中に撮るあたりがプロっぽい」 ハギヨシ「沢村様の撮影技術は確かなものですからね」 智紀「ハギヨシさんには時々モデルになってもらってる……」 純「そんなことしてたのかお前」 智紀「……」コク 智紀「次は、普通に並んで貰えますか……」 京太郎「はい」 ハギヨシ「これで宜しいでしょうか」 智紀「須賀君、悪いけど少し間を開けて貰える……」 京太郎「これくらいですか」 智紀「ありがとう……」 智紀「(モデルの経験があまり無さそうな須賀君の場合)」 智紀「(間を開けると体が少しハギヨシさん側に傾くはず!)」 智紀「その執事服、似合ってる……」 京太郎「あっ、ありがとうご『カシャ』ざいます!」 純「ほぉー、あぁやって笑顔を撮るのな」 智紀「2人とも、ありがとうございました……」ペコリ 京太郎「あ、もういいんですか?」 智紀「十分……」 純「いや、それにしてもよく似合ってるよお前」 京太郎「あ、ありがとうございます!」 純「俺も着てみてーな、執事服」 智紀「……」ピク ハギヨシ「井上様、私の古着で良ければお貸し致しますが……」 純「え、マジすか!」 京太郎「おおー」 智紀「……っふ」 … …… 智紀「それでは、純を中心にして……」 純「おう」 京太郎「めちゃくちゃ似合ってますよー井上先輩、すげーカッコ良いっす」 純「サンキュー!」 純「このままで良いのか?」 智紀「うん……」 純「……」 純「っうら!」ガシ 京太郎「うわわ」 ハギヨシ「おっと」 智紀「(来た! 純なら絶対2人の肩を組寄せると思った!)」カシャ 智紀「……っくふ」 純「どうした?」 智紀「何でも無い……」 智紀「それではもう一枚……」 純「おう……っておい!」 京太郎「沢村先輩、鼻血が!」 智紀「!」 智紀「私としたことが……」ガクッ 純「大丈夫かよお前」 ハギヨシ「私の部屋で申し訳ありませんが、どうぞ」 ハギヨシ「沢村様は鼻を摘まんで頭を少し下げていて下さい」 純「上向かなくて良いのか?」 ハギヨシ「はい。その説明はまた後で」 京太郎「あ、俺ティッシュ持ってますよ」 智紀「ありがとう……」 智紀「ん……ふが……」 純「すげー間抜けな顔だな」 ハギヨシ「それでは、部屋へどうぞ」 純「ハギヨシさんの部屋はじめて入ったぞ、オレ」 ハギヨシ「あまり面白いものじゃありませんよ。沢村様、椅子をどうぞ」 智紀「ふぁい……」 京太郎「ハギヨシさん、俺も何か手伝えることなんかあったら」 ハギヨシ「ありがとうございます、気持ちだけで十分ですよ」 ハギヨシ「ふふ、須賀君は執事の素質がありますね」 京太郎「えっ?」 ハギヨシ「先程もすぐにティッシュを沢村様に差し出していましたし、今もこうして力になろうとしてくれている」 京太郎「当たり前っすよそんなこと」 ハギヨシ「当たり前と思えることが大事なんですよ」 京太郎「ほ、褒め過ぎですって!」 純「お? 照れてんのかこいつ」ガシガシ 京太郎「うがががが」 「ハギヨシー、居るかー!」コンコン ハギヨシ「衣様」ピク 純「オレ、出て来ますよ」 ハギヨシ「ご迷惑をおかけします」 智紀「ふみまへん……」 純「オラ、お前も来い」グイ 京太郎「おわっ」ヨロッ 純「開けるぞー」ガチャ 「純?」 衣「どうして純がハギヨシの部屋に……」 純「まぁ、色々あってな」 衣「それに執事服だ!」 純「似合ってんだろ?」 衣「うん! 凄く似合ってるぞー!」 京太郎「……」 衣「あ、清澄のも似合っているぞ!」 京太郎「あっ、はい! ありがとうございます」ペコ 衣「うむ、見事な礼だ!」 衣「採用!」 京太郎「は?」 純「何言ってんだお前」 衣「?」 衣「お前はハギヨシと共にここで働くつもりで来たんじゃないのか?」 純「そうだったの」 京太郎「いや、違いますけど」 衣「な、何!?」 京太郎「なんかすみません……」 衣「いや、早とちりした私が悪いのだ」 純「外で話もなんだし入ろうぜ」 衣「しかし、ハギヨシの許可が……」 「お待たせ致しました、衣様」ガチャ ハギヨシ「主人を待たせる様な真似をしてしまいました。申し訳ありません」ペコ 衣「いいんだ。 ハギヨシは今日お休みなんだからな!」 ハギヨシ「しかし……」 衣「清澄の友人も居るのに仕事ばかりではダメだ……ほら、茶菓子を持ってきたんだぞ!」 純「もーらいっ!」ヒョイパク 衣「あっ、こら純!」 ハギヨシ「賑やかになって来ましたね」 ハギヨシ「折角ですし、皆でお茶でも」 衣「衣たちもいいのか?」 ハギヨシ「勿論です」クルッ 京太郎「……」コクッ ハギヨシ「ありがとうございます」ニコ ハギヨシ「皆様は向こうのテラスでお待ち下さい、すぐにお茶をお持ちしますので」 衣「でも、ハギヨシは今日は非番で……」 純「折角こう言ってもらってるんだ、行こうぜ」ヒョイ 衣「あ、こら! 持ち上げるな!」 純「智紀ー」 智紀「……」ガチャ 衣「智紀、何故ティッシュを鼻に……」 智紀「鼻血……」 衣「ふふっ、変な顔だ!」 智紀「私もそう思う……」 智紀「(衣、嬉しそう)」 ハギヨシ「京太郎くんも、先にどうぞ」 京太郎「……」 京太郎「あの、お茶淹れる所とか見させて貰っていいですか?」 ハギヨシ「……」 ハギヨシ「ええ、勿論」ニコ ハギヨシ「しっかり技術を盗んでいって下さいね」 京太郎「いやいや、いきなり無理ですって! そんなの!」 … …… 衣「ハギヨシ、嬉しそうだったな!」 純「オレもそう思った、あまり感情出さない人だと思ってたんだけどなぁ」 衣「清澄の……」 智紀「須賀?」 衣「そう、須賀が来てからは凄く嬉しそうだ」 純「オレですら見てて分かるぞ」 純「やっぱ、1人だけ執事で他メイドだからなぁ」 衣「そうだ。衣もその事を思っていた」 衣「ハギヨシも、ある意味1人ぼっちなんだ……」 智紀「衣……」 衣「ふふっ、今頃2人は何を話してるんだろうな」 純「そりゃ、お前……」 純「男にしか出来ねぇ会話に決まってんじゃねえか」 智紀「(当然……)」 衣「いや、衣は違うと思うぞ」 衣「2人で執事について語り合ってるんだ!」 衣「きっと、須賀はハギヨシと一緒に働きたいはずだ」 衣「既に執事服も着ていたしな」 純「俺も着てるけど、これめちゃくちゃ動きやすいのな」 衣「私も着たいなぁ」 純「いや、お前は無理だろ……」 衣「あ、智紀はどう思う? 2人は何を話しているのか…」ニパー 智紀「……」 衣「智紀?」 智紀「……」ゴチン 純「おい、いきなりテーブルに頭打ち付けてどうした」 智紀「自分の思考の汚さに嫌気が……」ゴチンゴチン 純「あー……」 衣「やめろ、智紀ー!」 … …… ハギヨシ「京太郎くんが持っていきますか?」 京太郎「え、いいんですか!?」 ハギヨシ「ええ、その方が皆様も喜びますよ」 京太郎「でも、殆どハギヨシさんが淹れたのに」 ハギヨシ「ほらほら、衣様たちを待たせてしまっては執事として失格ですよ」 京太郎「あはは、その通りっすね」ガチャ 京太郎「こっちの方向ですよね」スタスタ ハギヨシ「ええ、先導しますので着いてきて下さい」スタスタ 京太郎「分かりましたー」 「あら、ハギヨシ」 ハギヨシ「透華お嬢様」 透華「だから、今日はオフの許可をお父様から貰っていると言っていますのに……」 一「ハギヨシさんも少しは休めばいいのに」 ハギヨシ「いえ、仕事では…」 京太郎「龍門渕さん、お邪魔してます」 透華「いえ、構いませ…」 透華「あ、あなた、その服装……」プルプル ハギヨシ「(やはりまずかったですか、私としたことが……浮き足立っていたのかもしれません)」 一「へぇー、執事になるの?」 京太郎「えーと」 ハギヨシ「いえ、これは…」 透華「ちょっと失礼」ダッ 一「どこ行くの、透華」 透華「すぅー……」バーン 京太郎「いきなり窓を開け放って……どうしたんですか?」 一「さぁ?」 「いやっほぉぉおおおおおおおおぉぉおう!!!!!」 一「……」 京太郎「……」 ハギヨシ「……」 京太郎「本当にどうしたんですか……」 一「さぁ……」 … …… 透華「成る程、お茶会を」 ハギヨシ「ええ、良ければ透華お嬢様も国広様もご一緒に」 一「いつものメンバーじゃん」 一「おっと、違うか」 京太郎「あ、なんかスミマセン」 透華「須賀君」 京太郎「はい?」 透華「とても似合っていますわ」 透華「(ハギヨシと!)」 京太郎「あ、ありがとうございます!」 一「服装もそうだけど、ハギヨシさんとのコンビも似合ってるよねー」 一「まさに白と黒、光と闇って感じで…」 透華「一!!!」 一「え、ボク何か失礼なこと言った?」 京太郎「いや、俺は別に」 ハギヨシ「いえ」 透華「まさに白と黒。光と闇……その通りですわ!」 京太郎「……」 ハギヨシ「……」 一「あ、うん……」 京太郎「でも、嬉しいなーハギヨシさんとコンビに見られるなんて」 ハギヨシ「そうですか?」 一「ホントホント、お似合いだよ」 一「まるで、兄弟みたい。ね、透華?」 透華「兄弟……それもアリですわね」 一「さっきから本当にどうしたのさ……」 … …… 衣「透華!それに一も」 純「お、麻雀部勢ぞろいだな」 智紀「昨日ぶり……」 透華「衣、純、智紀」 透華「ごきげんよう」 純「おう」 智紀「透華もなんか嬉しそう……」 透華「そ、そう見えますか?」 一「さっきからおかしいんだよ本当……」 ハギヨシ「衣様、大変お待たせ致しました」 京太郎「お待たせしましたー」 智紀「……っふ」 智紀「(やっぱり)」 智紀「いい……」 純「何が?」 智紀「……」 智紀「気にしてない、という意味……」 純「あー、そういう意味ね」 一「(なんか違う気もするけど)」 … …… 透華「食べ終わったら、やはり運動ですわ」 純「お、いっちょやりますか」 一「またキャッチボールでもやるの?」 衣「私はなんでもいいぞ」 ハギヨシ「私は食器を片付けて来ますね」 京太郎「手伝いますよ」スタスタ ハギヨシ「お願いします、京太郎くん」 透華「それにしても、仲良いですわねあの2人」 一「気を許してるのが丸わかりだよね、ハギヨシさん」 衣「仲がいいのは良いことだと思うぞ」 純「まぁ、いいじゃねえか今日くらい」 透華「攻めるつもりはありませんわ」 透華「寧ろ褒めて遣わしたい」 智紀「……」コク 衣「?」 純「は?」 一「気にしないで」 … …… 純「んで、なにすんの?」 透華「前と同じというのも面白くありませんわね……」 一「サッカーとか」 衣「サッカーやりたい!」 智紀「例によって人数が足りない……」 ハギヨシ「ただいま戻りました」 京太郎「戻りましたー」 透華「7人の上に男性2人ですし……」 純「1人チートみたいな人が居るしな」 ハギヨシ「折角の申し出、ありがたいのですが……私は遠慮しておきます」 衣「何故だ、私はハギヨシ達とも遊びたいぞ」 ハギヨシ「衣様……しかし、申し訳ありません」 ハギヨシ「私としては主人と競うということにどうしても抵抗を感じるのです」 京太郎「それじゃ、俺も……」 ハギヨシ「いえ、京太郎くんは参加して下さい」 京太郎「でも」 ハギヨシ「私の代わりをお願いしますね」ニコ 京太郎「ハギヨシさん」 透華「まぁ、そういうなら仕方ありませんわ……」 ハギヨシ「私は近くで見守っていますので」 純「3 3でやるか?」 一「やっぱ人数少ないねー」 京太郎「それじゃ、PK戦とかどうですか?」 純「おっ、ナイスアイデア!」ガシガシ 京太郎「うわわ」 衣「ぴーけー戦?」 一「キーパーと蹴る人を決めてひたすらシュートする遊びだよ」 衣「なるほどー」 京太郎「もちろん、俺がキーパーでいいっすよ」 純「おっ、いっちょ前に執事ヅラか?」 京太郎「いや、そんなんじゃないですって!」 一「ま、男子1人だし妥当だよね」 透華「それでキーパーは須賀君に任せするとして、誰から蹴ります?」 純「はいはい、オレ蹴る!」 衣「私は最後でいいぞ」 京太郎「最初は井上先輩ですか」 純「純でいいよ。ハギヨシさん、背広預かってもらえますか」 京太郎「あ、俺のもお願いします」 ハギヨシ「はい、お2人とも頑張って下さい」 純「おい、京太郎」 京太郎「はい」 純「客人だからとか執事の真似事してるからって、遠慮はいらねえぞ」 京太郎「分かりました」 純「よし、んじゃいくぞー」 純「うぉら、バナナシュート!」 バシュ 京太郎「バナナシュート!?」 ギューン 京太郎「ってただの直球じゃないですか!」パーン 純「曲げ方知らねえんだよ!」 一「あっ!弾いたボールが!」 透華「衣!」 智紀「!」ダッ 衣「うわ、うわわ……」 京太郎「やべ!」 純「チッ!」ダッ パーン!! 衣「えっ…」 京太郎「ボールが空中で破裂した!」 ハギヨシ「……」フリフリ 京太郎「吹き矢っすか……」 純「何時の間にあの位置に……ってかやっぱり人間じゃねえ」 透華「助かりましたわ、ハギヨシ」 衣「ありがとう、ハギヨシ」 ハギヨシ「いえ、執事として主人を守るのは当然の事ですから」 ハギヨシ「どうぞ、新しいボールです」 京太郎「準備いいっすね、流石」 ハギヨシ「執事ですから」ニコ 一「次、透華蹴る?」 透華「一に任せますわ」 一「よし、じゃあボクが行こうかな」 京太郎「いつでもいいっすよ!」 一「純くんも言ってたけど遠慮は要らないからねー」 京太郎「はい」 一「んじゃ、行くよ~」 一「カミソリシュート!」 純「なんだその名前」 ヒュッ 京太郎「うわっ、曲がり方エグい!!」バッ 純「おっ、入った!」 一「透華、どうだった?」 透華「見事です。流石私の一ですわ」 一「へへ」 智紀「次、私でいいの?……」 衣「うん! 私は最後がいい!」 智紀「それじゃ、遠慮なく……」 京太郎「沢村先輩っすか」 智紀「うん……」 智紀「例によって遠慮は無しで……」ゴッ 京太郎「はい!」 智紀「ふッ!」シュッ 京太郎「!」 コロコロ… 純「……」 一「……」 京太郎「……」パシ 京太郎「あっ」 京太郎「なんかスイマセン…」 智紀「気にしてない……」 一「透華は?」 透華「私は監督ですから。衣」 純「(運動するんじゃなかったのか)」 衣「遠慮は要らないぞ!」 京太郎「(難しい人が来たな…)」 京太郎「(素直に止めるのも……なんかそれで可哀想だしなぁ)」 京太郎「(こんな時、ハギヨシさんだったら)」チラ ハギヨシ「……」ニコ 京太郎「!」 京太郎「(そうだ、俺は今執事なんだ)」 京太郎「(執事なら主人を立てるのは当たり前だろ)」 京太郎「(手加減せずに主人を立てるんだ。俺ならやれるはずだ!)」 京太郎「さあ、来い!」 衣「その意気や良し!」 衣「行くぞ!」シュッ コロコロ…… 京太郎「うおぉぉぉぉお!!!」 純「全力で前に取りにいったぞアイツ」 京太郎「あっ」ガッ 一「躓いた」 ドグシャアァァア!! 純「思いっきりコケたぞ……大丈夫かあれ」 コロコロ… 透華「あっ、ボールが……」 智紀「一応ゴール……」 衣「だ、大丈夫か!?」ダッ 京太郎「……」 京太郎「ふっ…な、ナイスシュート……」グッ 衣「お、おう……」 一「(衣、引いちゃってるよ)」 京太郎「うわ、土で執事服が……」 純「あれまぁ」 ハギヨシ「いや、見事でしたよ京太郎くん」 京太郎「すみません、ハギヨシさん……借り物なのに」 ハギヨシ「いえ、もともと差し上げようと思っていたものですから」 京太郎「えっ!?」 ハギヨシ「よろしいですか? 透華お嬢様」 透華「こちらも元よりそのつもりですわ」 透華「我が龍門渕に汚れた執事服など必要ありませんから!」 シーン 京太郎「……」 京太郎「あ、あの……本当すいませんでした…」 透華「あ、いや今のは言葉のアヤというか……」アタフタ 智紀「……」サッ 一「ともきー?」 智紀「須賀君、今のはツンデレというもので……」 京太郎「?」 透華「説明せずとも良いですわ……」 … …… ハギヨシ「さ、京太郎くんも座席に」 京太郎「ほ、本当にリムジンに乗せて貰って良いんですか!?」 透華「構いませんわ」 衣「さ、早く乗れ」 京太郎「く、靴は脱いだ方が……」 純「そのままでいいって」 京太郎「うわー!スゲー!長ぇー!ゴージャス!」 純「はは、なんか子どもみたいだなお前」 衣「子どもじゃない!衣だ!」 京太郎「え?」 衣「あっ」 衣「わ、忘れてくれ……」 透華「衣……」 純「(今のが条件反射ってやつか……)」 … …… 京太郎「と、いうわけで」 京太郎「ジャーン!執事服!」 咲「うわぁ、本当だ!」 和「似合ってますよ」 咲「京ちゃん、凄い凄い!」 咲「凄くいいよ!!」 京太郎「お、おう……咲、喜び過ぎ」 優希「私も合わせてメイド服着てきたじぇー!」 京太郎「おっ、いつぞやの」 まこ「お似合いじゃな」 久「……」 和「部長?」 久「これは、アレかしら……」 和「アレ?」 久「もっと俺を使って欲しいという須賀君のサインかしら!?」シャキーン 和「違うと思います……」 カン
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清澄、部室 ガチャ 咲「す、すいません!遅くなっちゃって……」 久「掃除当番か何か?」 まこ「じゃったら仕方なかろう」 咲「はい。アレ?京ちゃん、先に来てるはずなんですけど」 和「須賀くんでしたら、電話で呼び出しがあったみたいでさっき外に行きましたよ?」 優希「ほら、鞄はそこにあるじぇ」 咲「あ、本当だ。鞄開けっ放しって京ちゃんは……わ!」ガタッ 優希「あーあ。京太郎の鞄が……」 久「また盛大にばらまいたわね」 咲「うぅ……ごめん京ちゃん」 まこ「ほら、手伝ってやるけぇはよ拾いんさい」 和「そうで……」 優希「のどちゃん?どした固まって……」 咲「何持って……」 貧乳ものAV 久「うわぁ……」 まこ「京太郎の奴……」 和「こ、こんなものを持ち込むなんて!!」 優希「な、投げようとするなって!そりゃ私もどうかと思うけど……」 咲「……和ちゃん、ちょっと見せて」 和「さ、咲さん?」 久「ちょっと咲、壊したりとか…」 咲「……つまり、京ちゃんは胸が小さいのが好みってことだよね?」 4人「!?」 咲「だって、この人胸小さいし……学校に持ってくるほど好きだっていうんなら……」 優希「そ、そうか!」 和「で、でも須賀くんは普段私の胸ばかり見てるじゃないですか!」 まこ「たまには大きく無いのが見たくなったとか?」 久「うーん。でも、これは確実な証拠だしねぇ……ところで私は小さい方よね?」 和「部長!?」 咲「いや、この人と同じ大きさなのは私です!」 優希「いや!この中で一番小さいのは私だじぇ!」 まこ「わしも……そこそこ」 和「だ、だから須賀くんは大きい方がいいんですよ!」 優希「だったらのどちゃんが圧倒的だじぇ!!」 咲「そーだよ!大体和ちゃんのはずるいよ!少し分けて欲しかったよ!京ちゃんが小さいのが好きならいいけど!!」 ガチャ 京太郎「うーっす」 咲「京ちゃん!」 和「須賀くん!」 優希「京太郎!」 京太郎「な、なんだ3人ともいきなり……って咲!それは…」 咲「小さいのがいいの!?」 和「大きい方ですよね!?」 優希「いっそ無いのもいいよな!?」 京太郎「いや、そもそもなんで俺の鞄の中にあるはずのそれを持ってるんだ?」 まこ「ちょっとお前さんの鞄の中身ぶちまけてしまってな」 久「こんなもの持ち込むのはさすがに問題よ?」 京太郎「あ、それ持ち込んだ訳じゃないです」 久「え?」 京太郎「少し預かっててくれって頼まれまして」 まこ「一体誰がそんなことを?」 京太郎「副会長です」 咲・和・優希「…………」 まこ「あー……」 久「ったくもう……」 京太郎「さすがに部室にこんなの持ち込みませんって」 咲「じゃあ、京ちゃんは小さいのが好きな訳じゃ……」 京太郎「何が小さいって?」 咲「な、なんでもないよ!!」 和「…………」ぐっ 優希「のどちゃん?何小さくガッツポーズしてるんだじぇ?」 まこ「はぁ。部活、やるか」 久「……後で副会長にちょっと言っとかなきゃね」 その後、副会長の仕事が倍増したという カンッ!!
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340028216/ 咲「ちょっと分かるよ京ちゃん」 京太郎「和は可愛いし清楚だし巨乳だしで文句は無いんだけど、部長のあのアダルトな余裕は和には出せないんだよな」 咲「原村さんは目玉焼きにハンバーグって感じで、部長は鯛だしのすまし汁って感じだよね」 京太郎「和で食傷気味になった後での、この、部長な。やっぱり部長に帰ってきたー!っていう」 咲「原村さんはちょっと色々重たすぎるんだよね」 京太郎「おっぱいも気持ちもヘビー級だからな」 京太郎「優希は、これはまた可愛らしいんだよな何だかんだで」 咲「京ちゃんにフラグを立ててからかったりとちょっぴり小悪魔だよね」 京太郎「小悪魔なんだけど、なりきれて無いというか、幼いというかな。Sぶってみたい様にも感じられる」 咲「京ちゃんを犬扱いするもんね、仲が良さそうで何よりだよ」 京太郎「あぁいうタイプの子は、こう、いきなりブチ切れてみて反応を楽しみたいよな」 咲「突然大声で怒鳴られて泣いちゃう優希ちゃんはレイプ欲が格段に高まるなぁ」 京太郎「あー優希を全裸で謝るまでビンタしてぇ」 咲「染谷先輩とかは、京ちゃん的にはどうなの?」 京ちゃん「・・・あれだ、あれ。まぁリビドーは湧かないかな」 咲「職場とかで、こっちはそんなつもり無いのに、ちょっとお尻に手をぶつけちゃっただけで、 『ちょっと、もぅっ///』とか言っちゃうおばちゃんいるよね、あぁいうイメージ」 京太郎「とりあえずリビドーは湧かない」 咲「・・・」 京太郎「・・・」 咲「・・・ごめんね京ちゃん私が変な話振っちゃったせいで」 京太郎「さっきのレイプ欲の話題に戻るけど、奈良の代表の和の旧友の松実姉妹。あの子達も中々だよな」 咲「あれはよく玄ちゃんのお姉ちゃんにレイプされてるシーンが取り沙汰されるけど、 単体だとやっぱり力不足なんだよね。優希ちゃん程の破壊力がないね」 京太郎「身体の抱き心地は2人の方がむちむちで気持ち良さそうだけどな」 咲「あれは絆が深い姉妹だという点をもっとクローズアップするべきなんだよ、 よくわかんないけどね。例えばお姉ちゃんを庇うために旅館の客に尻を舐めまわされる玄ちゃんとか。 それを見て泣き叫ぶお姉ちゃんとかね。」 京太郎「勃起してきた。」 咲「ほらすぐにいやらしくなったでしょ」 京太郎「そうだな、あとあの学校・・・阿知賀の子達はみんな 何だかんだ田舎のうぶっ子なんだよな、その初心さに漬け込んだ感じで攻めるのもありとは思うんだよな」 咲「穏乃ちゃんとか、男の人の押しに免疫なさそうだもんね」 京太郎「そういうジェントルな感じも良いけど、俺はコンプレックスとか無知とかに付け入りたいな」 咲「例えばどんな?」 京太郎「『都会では貞操帯を付けるのが当たり前だよ』とか言って貞操帯を装着したり、 『今時みんな中出しさせてくれるのになぁ』とか言って揺さぶったり」 咲「明るい子の女な面は興奮するからね、染谷先輩には無い興奮だよね」 咲「いいなぁ京ちゃんはおちんちんが付いてて。私もおちんちんで穏乃ちゃんをいじめたかったな」 京太郎「いじめたいキャラとはちょっと違うんだけど、劔谷高校のもーもー言ってる子、酷い目に合わせたい」 咲「私もあの子には1回戦から目を付けてたよ、京ちゃん」 京太郎「デートの時間に40時間くらい遅刻してみたい。『もう日付変わってるよもー!』って言われたい」 咲「もし私におちんちんが付いてたら、中出しして『もー!』って怒られたいかな」 京太郎「こっちは愛情表現としてやってるのに向こうは真に受けるっていうね、かわいいよねほんっと」 咲「あの子とエッチする為だけに兵庫に行ってみたいなぁ」 京太郎「麻雀やってなかったらこんな出会いは無かったんだな、感慨深いわ」 咲「まぁ私自身、女の子が負けたり追い込まれたりする顔や表情が見たくて麻雀やってるようなものだよ」 京太郎「追い込まれてたのに何故か興奮しなかった部門No.1と言えば風越の池田だよな」 咲「あの子は、飴と鞭のどちらもが与えられる立場に立てば楽しめるよ。私は対戦したから分かる」 京太郎「と、いいますと?」 咲「コーチなんか相当気持ちよさに嵌ってると思うよ」 咲「いい成績で帰ってきて上機嫌な所をいきなり罵倒するコーチ。 もうそこからコーチが睨んだだけでビクってなっちゃう華奈ちゃん。」 京太郎「まだなのね、飴はまだなのね」 咲「頑張って、頑張って試合して、負けて泣きながら帰ってきたときに、『次は打ちのめせよ』」 京太郎「飴!!!出たよ飴!!」 咲「もうその一言だけですんごい嬉しそうだし尊敬のまなざしで見てくれるのね、コーチを。 私がコーチだったらあれで3日はオナニーできる」 咲「私も県予選決勝で、わざと華奈ちゃんに点を与えたとき、 気持ちよかったなぁ、あげるまでこの世の終わりみたいな顔してたのに。」 京太郎「人為的なものって気づかずにどんどん調子に乗っちゃったからねあの後」 咲「手のひらで転がすのが一番良いってことだよ」 京太郎「おれはどっちかっていうと風越のキャプテンを転がしたいけどな」 咲「ああ、あの子も良いよね。母性の塊と言えるよ」 京太郎「何を頼んでも引き受けてくれそうだもん。おっぱいもそこそこだし可愛いし」 京太郎「おっぱい触らせてくれなかったら手首切るとか言って困らせたい。 『体を傷つけるのなんて絶対ダメです!』とか言って揉ませてくれそう」 咲「こっちは内心『ぐえぇっっぐえぇっひっひひっひ』ってなってるのにね、いいひと過ぎるよあの人は」 京太郎「なんだかんだ男と縁が無いまま30位でそこそこの男と結婚しそう」 咲「それかものすっごい悪い男に人生終わらせられそう」 京太郎「また勃起してきた」 咲「元気なんだね」 咲「まぁ本当に色んな可愛い子がいてそれぞれの楽しみ方があるわけなんだけど」 京太郎「ほんと言い出したらきりが無いからな」 咲「京ちゃん的には、私とかどうなの?」 京太郎「えっ・・・」 京太郎「素直じゃなくて、全然可愛くなくて、でも優しくて何だかんだ俺のこと見捨てないでくれてる、幼馴染、かな」 咲「ほかの子みたいな気持ちには私に対してはならないの?」 京太郎「咲は何なんだろうなぁ、嫌だな。他の男がお前にちょっかいとかかけてるのも凄い嫌だな」 咲「それって、どういう・・・意味・・・なのかな?」 京太郎「大事な幼馴染って事だよ」 咲「そっか。ありがとう京ちゃん」 咲「ずっとこうやって京ちゃんと話せたらいいのにな・・・」 京太郎「いきなり何だよ気持ち悪いな」 咲「京ちゃんは、本当に分からず屋さんだね」 おしまい!
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678 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/01(火) 01 20 17.20 ID 7Wb3IeoTo [4/8] 【ガンガンテレビ 入口前】 竜華「遂に、遂にオーディションやな」ドキドキ 京太郎「え、ええ」ガチガチガチガチ 煌「……」 久「久しぶりに会って見たら随分と緊張してるわね(久だけに)」アキレ 竜華「ほ、ほほほほほほない、いいいいいくで!」テクテク 京太郎「は、はははははいぃぃぃ!」ガタガタガタ ウィーン 煌「大丈夫ですかね?」 久「無理じゃない?この有様じゃ」ハァ 看板娘「お約束の方ですか?」 京太郎「あ、あの! あ、ああアクセルわ、わわわわ1の須賀です!」ブルブル 看板娘「はい、オーディションの方ですね!」ニッコリ 京太郎「あ、はいそうです」 看板娘「それではあちらへどうぞ」フフ 京太郎「は、はい!」 看板娘「お土産話、超期待☆」 京太郎「(素晴らしい太ももだ)」ウーム 竜華「……行くで」グイグイ ギチギチギチ 京太郎「あだだだだっ!? み、みみがぁぁぁ!!? 耳そのものがァァァァ!?」ジタバタ 久「緊張してるんだかしてないんだか」ハァ 煌「……さぁ、正念場ですよ」フフフ 679 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/01(火) 01 40 22.33 ID 7Wb3IeoTo [5/8] 【控え室】 竜華「準備運動は?」 京太郎「済ませました」オイッチニサンシ 煌「発声は?」 京太郎「終わりました」ンアー 久「忘れ物は?」 京太郎「バッチェオッケーですよ!!」ニィッ 煌「大丈夫そうですね」ホッ 久「しっかし、中々イケメンが揃ってるわねー」チラッ ヒトデ頭「もっと腕にシルバー巻くとかさ!」 キノコ頭「ガッチャ! 楽しそうなオーディションだぜ!!」 カニ頭「おい、デュエルしろよ」 竜華「個性派やな……」 煌「顔なら負けてませんから!」フンス 久「他はどうかしらねー?」ニコニコ 京太郎「うっ!」ドキッ 竜華「他も負けてへん!」 煌「そうですよ! ねっ!」チラッ おとやん「……歌なら負けねぇ」 まさとん「吹奏楽……」 なつきん「ベストを尽くすだけでいいさ」 ときやん「……ふん」 久「」 竜華「」 煌「アチャー」 京太郎「か、勝てるわけがない……」ガタガタガタ 681 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/01(火) 01 56 21.09 ID 7Wb3IeoTo [6/8] 久「だ、大丈夫よ! 須賀君も全然負けてないわよ」フルエゴエ 竜華「せ、せや!」 煌「ソウデスネ」 しーん…… 京太郎「……本音は?」 久・竜華・煌「「「目指せ脇役」」」 京太郎「ちくしょぉぉぉぉお!!」ダダダダッ ガチャッ バタンッ 久「……これも経験かしらね」 竜華「メンタルの強化は必要あらへんと思っとったけど……」 煌「完全に私の配慮ミスです」ズーン 久「そんな事ないわよ。要は須賀君が越えられるかどうかじゃない?」 竜華「……京太郎君」ウツムキ 煌「乗り越えられるでしょうか?」 久「……」 【廊下】 ダダダダッ 京太郎「……はぁ、はぁ!」タタッ 無理だよ、あんな……! あんな連中に勝つなんて! 顔も違う、オーラも違う 実力も違う、経歴も違う ドロー力も、運命力も 主人公補正も……鉄壁のライフガードも! 俺には無いものだ 京太郎「そんな連中に……」 どうやって勝てばいいんだよ? 京太郎「俺は……」 ???「……」ジッ 選択安価 ↓3 京太郎を見ている人物の正体は? 1 天才漫画家 2 新ヒロイン 3 ライバルっぽいキャラ 690 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/01(火) 02 07 03.94 ID 7Wb3IeoTo [7/8] 京太郎「……もう、帰ろうかな」ハァ このまま戦っても、どうせ受かるわけがないんだ それなら――どうにかして事務所を救う方法を 京太郎「そうと決まれば!」タタッ ポッポッポッポッポッポ 京太郎「うん?」チラッ 鳩の声? どうしてこんな場所で……? 鳩1「くるっくー」ポポポ 鳩12「くるっくるっくー」ポポポ 鳩11「みんなオレになれるんスよ」ポポポッ ???「……」スッスッ 京太郎「あんなにたくさんの鳩を連れてなにやってんだあの人?」 しかも鳩達はすごく綺麗に規律を作って動いているし 曲芸師か? ???「……」スッスッ いや、違う!? アレは……鳩を連れてるんじゃない!? 今この人、鳩で絵を描いていた!? 京太郎「あの!」 ダダダダッ スタッフ「シン○イ先生ー!!」タタタッ ???「っ!!」サッ 鳩達「」バサバサバサッ スタッフ「そろそろ始まりますよー!」 ???「はい、分かりました」スッ まさか、この人が――!? シ○カイ「……」ニッ あの世界的漫画家、海○雄先生!!?? ~~続く~~ 711 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 21 26 03.15 ID 3DAY19bko [3/18] 【前回までのあらすじ】 合宿での修行を終えて、凄まじい成長を遂げた京太郎 歌唱力、演技力ともに一段階上昇 このままオーディション合格も順調かと思われていたが、 煌の一言が新たな迷いを呼び起こしていた 「私が審査員なら、京太郎君を選ばないと思うから」 心にわだかまりを残したまま、オーディション会場を訪れた京太郎の前に…… ヒトデ頭「現れろ!! 三幻神!!」 クラゲ頭「超融合!!」 カニ頭「光射す道となれ!!」 エビ頭「オレは……!」 バキィィィ!! エビ頭「がはっ!?」ドシャッ ④「ここからは俺のファンサービスだぁっ!!」 京太郎「」ガタガタガタガタガタ 立ちふさがる強大なデュエリスト達(アイドル候補生) そのあまりのデュエルオーラに……京太郎の心は折れてしまう 京太郎「(ムリムリムリムリムリムリ)」ダダダッ 思わずその場から逃げ出した京太郎―― このままアイドルへの道を閉ざしてしまうかに思えた…… その時、京太郎の目の前に現れたのは…… 先生「君も……オーディションを受けにきたのかい?」 京太郎「あ、貴方は!!?」 世界的漫画家、新○英雄だった 712 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 21 35 23.37 ID 3DAY19bko [4/18] 【ガンガンテレビ 廊下】 先生「ふむ……」ジロジロ 京太郎「あ、えっ? そ、その……!」 なんなんだ!? どうしてこんな時に……!! 先生「……」ジィーッ 京太郎「お、俺は……」 先生「君の心は面白いカタチをしているね」 京太郎「……はい?」 心? 一体いきなり何を……? 先生「人を惹きつける不思議な輝きを持っているね」 京太郎「???」 先生「こんな状況でも燦々と輝き続ける、アンブロークンといったところか」 京太郎「あんぶろーくん?」 先生「だが、そんな心を持っているのに……君の今の心は」 ギシッ ギギギッ ギギィ 先生「今にも潰れそうなくらい、悩んでいる」 京太郎「っ!!」ドキッ / | |.. . ゙、 . ゙、゙、. \ |. i | i |. ∧ 、.i. .i . ` 、. ! | |、 | | i | ! | | | 、 > | | i 「! ヽート!、 リ ! |ハ ト | ̄ ̄. ,..-、| i | !゙、 _、!二゙、-| イ リ ! |ヽ | / へ.゙、 丶ヾヽ ´{ i` ヽ! 1!| /| !ノ゙、リ ヽ \ !丶  ̄ Vイ ハ |\ i. 丶 \゙、 ` リ `ヽ `┬ 、 ヾ / i ;ィノ U ,....-ィ /,, ‐レリ _  ̄ /゛=!_ \ `ー-、_ _/ ゛== 、 \ / ̄ヽ、 ゛===-、 先生「君の心は見てて辛ェ……」 京太郎「どうして、そんな……」ワナワナ 先生「あと少しだけなら時間がある。僕でよければ、話を聞こうか?」 あの新○先生が……俺の悩みを聞いてくれる? 荒○飛呂彦先生の弟子にして、現在週間少年ジャンプで好評連載中のこの先生が? そして何より…… 俺が受けるオーディション作品の、原作者 京太郎「……」 713 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 21 42 45.92 ID 3DAY19bko [5/18] 先生「ここで会ったのも何かの縁だし、遠慮はいらないよ」 京太郎「……」 そうだよな 折角オーディションを受けるんだし、少し話をするくらい…… 京太郎「えと、実は俺……」 でも、本当にいいのか? 京太郎「っ……!」ギリッ 先生「?」 これは俺が乗り越えなきゃいけない課題じゃないのか? だから煌さんは俺に答えを教えてくれなかったんじゃないのか? 京太郎「俺は、俺は……」 それに、今控え室で緊張して出番を待っている人達 その人達だって、それぞれ悩んで苦しんでここまで来た筈だ 俺だけ――こんなズルをしちまってもいいのか? 京太郎「……」 先生「どうかしたのかい?」 京太郎「あの、先生……」ズイッ 選択安価 ↓3 1 京太郎「実は……」 全てを打ち明ける 2 京太郎「すいません。折角ですけど、俺……」ペコリ 断る 718 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 21 52 57.98 ID 3DAY19bko [6/18] 京太郎「実は……」 先生「ふむ……」 気がつけば俺は話していた 一瞬脳裏をよぎった煌さんの悲しそうな顔も、控え室のライバル達の顔も……いつの間にか消えていた ただ、楽になりたかったんだろう 京太郎「それで、俺は……」 先生「……」 これが卑怯な事だと分かっていたのに、俺は…… ~~~~~~~~~ 京太郎「という、ことがあって。俺はどうすればいいのかって」ウツムキ 先生「そうか、そんなことがあったのか」ナルホド 京太郎「どうして煌さんはあんな事を言ったんでしょうか?」 先生「……一人の人間としては君の境遇に同情するし、力になってあげたいと思う」 京太郎「先生!」 先生「だが、漫画家として、原作者として……審査員としては、君を認めるわけにはいかない」 京太郎「!?」ドキッ そんな――!? どうしてなんだ!? 先生「君は、事務所を助けたいんだろう?」 京太郎「は、はい!!」 先生「なのに君のやっていることは、事務所の事を盾に言い訳しているように見えるね」 京太郎「えっ!?」 先生「君が頑張る理由として、事務所の事が原動力になっているのはいい事だと思う」 京太郎「……」 先生「だが、目的まではき違えてはいけないよ」ポン 京太郎「え?」 先生「……君は何の為にアイドルになりたいのかな?」 京太郎「俺が、アイドルになりたい理由……」 それは、咲達と同じ舞台に立つ為 そして何より……応援してくれるみんなの期待に応えたいから 721 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 22 02 09.63 ID 3DAY19bko [7/18] 先生「僕は芸能界に詳しくないから、詳しい事情は分からないけど」 京太郎「……」 先生「本人が楽しんでること、そして……応援してくれている人が楽しんでくれることを大事にしてほしいな」 京太郎「!!」 そうだ。 俺……事務所の事を救うことばかり考えて、自分が楽しんでいなかった そしてなにより、ドラマを見てくれるファンの事なんて少しも考えていなかった 京太郎「……そのとおりだと思います」ウツムキ 事務所の事も大事だ でも、それよりも大切なことがある筈なんだ 京太郎「こんな気持ちでオーディション受けちゃ、関係者の方に失礼ですよね」 この作品に命を賭けてる監督や脚本家、カメラマンの人達 それに、一緒にオーディションを受けているライバルにも……失礼だった 先生「答えは出たようだね」 京太郎「はいっ!!」パァァ 先生「いい笑顔だ」ニッ 京太郎「へへっ」 先生「ん?」ジッ 京太郎の心「」ファサッ 先生「これは……」オドロキ 京太郎「?」 先生「……君の番を楽しみにしているよ。エンジェル君」フフッ 京太郎「え、えんじぇるくん?」 スタッフ「先生ー! 始まりますってー!!」 先生「では後ほど」テクテクテク 京太郎「はい!」 凄い、本当に心が見えているような人だ…… 京太郎「……ありがとうございました」ペコリ 先生のお陰で自分を取り戻せそうだ! 京太郎が全力を出せるようになった!! オーディション時 補正+10 モラルが下がった 733 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 22 16 00.62 ID 3DAY19bko [8/18] 【控え室】 ガチャッ 竜華「!!」 京太郎「ただいま戻りました」 煌「京太郎君、どこに言ってたんですか!?」 久「もうすぐ出番よ? 準備出来てるの!?」ハラハラ 竜華「京太郎く――」 ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' 容姿B / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨//////////////////>、 京太郎「心配かけました」ニコッ 煌「」バタンッ ヒトデ頭「っ!?」ビクッ 久「ロッカー! ロッカー!!」ガチャガチャ クラゲ頭「なにやってんだ、あの人……ロッカーに入ったりして」ドンビキ 竜華「南無大慈大悲救苦救難広大霊感白衣観世音……」ガンッガンッ カニ頭「(なぜ壁に頭を……?)」ドンビキ 京太郎「じゃあ俺、行ってきます」スタスタ 竜華「ちょ、待って!」ドクドクドク 京太郎「?」 竜華「ほんまに大丈夫なんか?!」 京太郎「大丈夫ですよ」ニッ 体が軽い、こんな幸せな気持ちでオーディション受けられるなんて―― もう何も怖くない 竜華「でも……あんな凄いライバル達がおるんやで! 怖くないん!?」 京太郎「勝ち目の無いオーディションを受けるのは構わないですけど……」 竜華「え?」 京太郎「別に、受かってしまっても構わないでしょう?」ドヤァ 竜華「」キュゥゥゥゥン バタンッ 740 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 22 28 42.44 ID 3DAY19bko [9/18] 【オーディション室前 廊下】 京太郎「……」ドキドキ ガチャッ カニ頭「ありがとうございました」ペコリ ④「さて、次は俺か。最高のファンサービスをしなくっちゃなぁ!」 ガチャッ バタンッ 京太郎「次の次か……」ドキドキ 竜華さん達の前ではああ言ったけど、やっぱり本番前は緊張するな 俺の前の奴は一体どんなやつなんだろう? 京太郎「えっと?」チラッ あまとう「あん? なに見てんだ?」 京太郎「い、いや、なんでもないっす!」ブンブン こいつは……確か木星とかいうアイドルグループのリーダー、鬼ヶ島羅刹さんだ! 京太郎「(こんな有名人まで……)」ゴクリ あまとう「……お前、確かアクセル1のアイドルだったか?」 京太郎「え?」ビクッ あまとう「散々汚いことしてるらしいなぁ……お前の事務所」フン 京太郎「は?」 あまとう「悪いが、俺は実力でお前をねじ伏せてやるよ」ガタッ 京太郎「ちょ、ちょっと待てよ! なんでそうなるんだって!」 あまとう「しらばっくれるなよ。黒いおっさんがそう言ってたんだよ」 京太郎「!?」 あまとう「さっき原作者となんか話してただろ? 賄賂でも渡してたのか?」 京太郎「それはちがっ――!」 ガチャッ ④「なぜだ……なぜ俺のファンサービスを受けたがらねぇんだ!」ギリィィ あまとう「ふん」 ガチャッ バタンッ 京太郎「行っちまった……」 744 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 22 36 51.98 ID 3DAY19bko [10/18] さっきのあれで勘違いされちまったのか…… まいったな 京太郎「いや、それよりも今は本番に集中しないと……」 あれだけ辛い修行を乗り越えたんだ 大丈夫、絶対になんとかなる ガチャッ バタンッ あまとう「……ふん」 スタスタ 京太郎「それに、アイツに負けるのも嫌だ」ギュッ やってやる 絶対に合格するんだ! 事務所の為に、ファンの為に……そして 京太郎「なによりも、自分の為に」 ツギノヒトドウゾー 京太郎「はい!」 ガチャッ 京太郎「失礼しま――」 先生「……」 監督「……」 咏「……」フワァァ 京太郎「(なんかちっちゃいのがいる!?)」ガビーン / . / ,イ . / ! ! .| | | . ト、 . | . | | ,′ . . . . | | | . / | | . . . .| | ト、 . . . | ヽ | . | | | . . . | | トL_ .| | | . . . .| | | \ | ! | | .| |. |. |. . . .イ | | | . . .`ト、 ! ! .| | | ,,斗匕´|. ,イ ! . . . | .| |. |. . . .i|. . . . | | | | . | `トL______斗匕´ 乂 |/ | | | .| |. | | i|. . .小l ≧|zx; 」,__| ___,,..ィzzz≦. | | .| |. | | i|. . . .{ヽj八| { |/刀フTミ、 , 怎テ乏///}} ア| ! | .| |. | | i| .|ヽ | |cz ノノ/ 八゚辷cz ノノ / jノ. . . . . | .| |. | | i|. . . .i| '. | ト--゚'′ `ー--゚'′ |i . . . | .| |/'| | i|. . . .八 '. | |/ ̄\/ ̄| ̄\/ ̄\ 从 . . . | .| | | | 八. . . .`ⅵ/ ̄ ゚.. ゚ | .' /  ̄\ /. . . . | .| | | | ∧/ ̄¨’, ゚. ゚ | .′ / , ’¨ ̄\ ノ .| { 人_|/ ̄ \ ’,. ゚. ゚ | / , ’ / ̄\'´. . .| / \ \ ’, ゚.. ゚ | .,′ ./ , ’ / /\ | 京太郎「(確かこの人……三尋木プロ?)」マジマジ 監督「座って、どうぞ」 京太郎「あ、はい」 監督「悔い改めて」 京太郎「?」 748 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 22 48 10.34 ID 3DAY19bko [11/18] 京太郎「アクセル1から来ました、須賀京太郎です! よろしくお願いします」ペコリ 監督「元気いいね」 京太郎「ありがとうございます」 先生「(うん、いい顔になったね)」 監督「私は監督で、こっちが原作者の新○先生です」 先生「よろしくね」 監督「それでこっちの人が三尋木プロ。今回ドラマにゲスト出演してくれることになってね」 咏「……」ジィーッ 京太郎「よろしくお願いします」 咏「うん、よろしくねぃ」ジジーッ 京太郎「(なんかスッゲー見られてる)」ドキドキ 監督「彼女には共演者目線から君を評価してもらうつもりだよ」 京太郎「なるほど……」 つまり、先生が作品目線 監督がスタッフ目線 三尋木プロが共演者目線で見ることで、全方位から役者を決めることができるのか…… 京太郎「(なんて隙の無いオーディションなんだ)」ゴクリ 咏「……」ジジジジィィィィィ 京太郎「」アセダラダラダラダラダラ 監督「それじゃあ、まずはオーディションの方式を説明しようかな」 京太郎「は、はい!」 監督「君にはこれから三回のアピールを行ってもらう」 京太郎「三回……?」 監督「それの結果により、最後の合否を決定することになるよ」 京太郎「……」 監督「アピールは全部で三つ。容姿、演技力、歌唱力」 先生「その総合点が高ければ高い程、最後が有利になる」 京太郎「(これならどれかが低くても挽回出来るか……?)」 咏「……」ジロジロ 京太郎「」 768 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 23 09 51.91 ID 3DAY19bko [13/18] 【第一のアピール 容姿】 現在 不合格 監督「ではまず、容姿からアピールしてもらおうか」 京太郎「はい!」 咏「……」マジマジ 容姿は俺の最大の武器だ ここで一気に稼いで、歌唱力をカバーしておかなくちゃな!! 京太郎「それじゃあ、行きます!!」 一同「「「!!」」」 やってやる!! 咏「……」ニヤリ 安価↓3 全開補正+10(+10でゾロ目は無効) 00~39 一段階上昇 40~69 二段階上昇 70~89 三段階上昇 90~99 四段階上昇 ゾロ目で五段階上昇 784 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 23 17 45.64 ID 3DAY19bko [14/18] 大成功 4段階上昇!! 京太郎「これが俺の、全力だぁぁぁ!!」バァァァン /. .`丶、 /. /. . . .ヽ. /. /. . /. . ! . . . ヘ i′ ′. . . /. . l、 、 . . l ハ HAHAHAHAHA | i ! /. . /. jヘ、\ . ト、 ト、 | l . l /| ! /} / ,rァ≠fト、 |/. ト| | | |kl | { / ィ代fiツ { ト| l i{ ト、 ゝ㌘f沁′  ̄ | / / l i | 爪 l ヽ \¨´ } |/l/ } ト! ノ ヘ. . トxヘ、 ` t一ァ / .イ|从 メ、 ─‐`┐. _ /,r',仆、l、 ゙ー‐- .._ / `二丁{、「 ̄ヾマヽ f >‐‐、 / .イ」 /} }/〉、 ヽマk」` / i r'´ ∠ -‐〈/ {/iハ メ} i .′ l { `rイ } } | | i / l l__,/,小、 | | | | ', / / | /{ // | ヽ | | { >ニニV / / j /__// j r‐─ 二ソ 「」 } .′ / /{ {-- ´ ト、 { 「」´ | |/ / / } ', |} 丶、 ト、ヽ \|/ / .イ ', {ー‐‐一ァj ヽヽ .′ / / . { ', l /,イヘ. ヽヽ .′ / .′ ! '. l // ヽ `、`、 / . / .′ | l l / ヽ ', ', // / .′ .! | { .′ `、} } ′/ .′ .| | ヽ/ トイ {/ / .| | ! | { jr‐┘ / | | } { |」」く二 ‐ 、 / | ', / _ -‐  ̄ ヽ、 .′ | __ ヽ /-‐====──‐‐-- {__ | / ` ー一‐--`、'"´ _j l/ ` ー‐---- ─…… ¨ ̄ ̄ | 監督「!!」ピカーン! 先生「ほぅ……これはいい」 咏「!!」ドキッ 京太郎「どうですか?」フフフ 監督「イキ過ぎィ!!イクイク!!ンァー!!」ビクンビクンッ / ;;;;;;;,´ | / / | ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ; |//| /;; ;;| |;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ; |/ハソ;;;;; ;;.| |;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;;. | .| i/ハ ;;;, 、.| |;;;;;;;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ; | | ノ;;;;/ V | i |;;;;;;;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ハ;; ;; ;; ;;;|i | | / ; ヽ i | | ;;; |;;;;;;;; ;; ;; ;; ;; _,/;; ;/;; ;; ;; ;;/;; ;; ;; ;; ;/;; ./ |;; ;; ;; ;;||;; |ヾ、 ノ/;;;;;;;i. .| | | ;;;ヾ;;;;;.;;_x -''´////;; ;; //;;/;; ;; ;/;; ;/''´ |;; ;; ;; ;;|ヾ|ハゝ ´/ ;;;;ハ ;;ヽヽi ;;; ;;;;;`、/_>< _//;;;;;/ /;; //;;;;;;//;/ ィt /;;;;;;;;;;;;;;| レ´ /;;;;;/ /; ;;;;;;;li;;i;;;i ;;;;;;;;|;;|弋及-、|`//;;;/=、/;;//;;;;;///,xィ勿ト /;;;;;;;;;;i;;;;|/|;;;/ |;;i;;;;;;;;|ヽ`ヾ;;;;;;;;|、;i廴 ... ン`''x、 /;//;;;;;//ィ冬z刻/;;;;;;;;;;ハ;; / |/ |;;|i;;;;;i、 ヽ`、ヾ;;;;ヽ`、` ̄ ´ / / |;;/ /;;;;;;;;;/ |;;;| ヾ ヽ;|\ \ \;;;;ヽ、. / | /;;;;;;;;;/、_|/_ i l\.\ 、\;;;;\ ´ i /;;;;;;;;;/ / `i v \.\ .\`''-、 / //i;;;;;;/ | ゝ`''- 、\ _ _ _ , /ハ;;//;;/ .| / /ヽ_``\  ̄ ̄ー.´// イ、 ./ /  ̄ ` 、 / ノi / / // ` -´ / /-、_ `'',/ ( ( ヽ 京太郎「やったぜ」 先生「意外にもクールなキャラも似合いそうだ」フム 咏「……」カァッ 京太郎「バッチリいい印象を与えたようだ」ホッ 793 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 23 24 08.89 ID 3DAY19bko [15/18] 791 ガンガンテレビはキャンセルだ 【第二のアピール 演技力】 現在 名前ありのサブキャラ 監督「や、やるねぇ……」ハァハァ 京太郎「ありがとうございます」 監督「(外見だけで数字が見込めるな。これはサブキャラくらいはいける)」カクシン 先生「だが次は演技力だ。原作者として、しっかり見させて貰う」 京太郎「は、はい!!」 役を貰う以上、演技力は重要だ なんとしても原作者に認めてもらわないと…… 京太郎「事務所のみんな、俺に力を分けてくれ!」ピカァァ ~~ひのちゃま「ええよー」だいちゅう「おっけー」のんたん「もちー」てらしー「しょうがねぇな……」~~~ 京太郎「」ピッカァァァァン!! 咏「!!」 監督「?!」 京太郎「行きます!!」ビシィィィ!! 安価↓3 全開補正+10(+10でゾロ目は無効) 00~49 一段階上昇 50~79 二段階上昇 80~99 三段階上昇 ゾロ目で4段階上昇 808 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 23 36 02.17 ID 3DAY19bko [16/18] 成功 二段階上昇 京太郎「……」スッ 一同「「「!?」」」 京太郎「……」ブルブルブルブルブル >''´  ̄`ー 、 ../ / ../ / ./ ,,,vv ヽ / こ 図 対 役 .う 紙 .' .,' ;ノ // ー―ゝ i ..| と 々 等 立 .ち 貼 l r |llllll| |lllllll|.i l | だ し に .た .わ っ | .! .lllllll! llllllll! l ._」 よ い な ず .み て | | | l <_ .ね っ り .が た な l l. ___ | 、 .i て た ..出. い い ! i` 、 ` _ .ノ ∠ ! ゝ l い 演 な 'ヘi 人 > __ .イ i i | ヽ .な .し レl /.| | |lllllll| | | l |ヘMN \ .ん て ヾ iー|_|_|lllllll|_|_|_!∧_ \ て ><//////////////////\ \ /////////////////////////ヘ ` ―――――― ./ | / ` ―i//////i//////////∧ 》 ※京太郎です i. | l//レ//l ` <///イ i 》 先生「なん……だと!?」 監督「こ、これは?!」 先生「馬鹿な、なぜ自分に合いそうな主人公やその他を選ばず……このキャラを!?」ガビーン 【御○谷 忍】 性別不詳(ほぼ男確定)のキャラで、わりとキャラが安定しない難しいキャラクター 京太郎「(俺にできそうなモノを見せてもアピールにならない……それなら、俺にできなそうなキャラをやる!)」 失敗すれば大惨事だ それでも―― 京太郎「(俺はかける!!)」ゴッ 先生「……悪く無い」 監督「イイヨイイヨー」 咏「……」ジジジィィィィ 京太郎「わりといい印象を与えたようだぞ」 821 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 23 43 58.83 ID 3DAY19bko [17/18] 【最終アピール 歌唱力】 現在 レギュラー 監督「(これはもうレギュラーで使おう、そうしよう) 先生「見識が広がるようだよ」ハハハ 咏「……」 京太郎「(いい感触だな)」ホッ 咏「次は歌だねぃ」ニヤリ 京太郎「え?」 . -‐…‐- . ´ ` 、 / \ / .. .. .. .. .. .. .. .. .. 丶 . . . . . . . . \ . . . . . . . 、 / . . | . . . . . ¦ . . \ . . \ . . ` . . . . .| . . . . . | i . , . . . . . . . , ; . . . . . .| . . . 、_|__j_|ノ|ハ . . |i . . l i. .. .. |. . .| i . . . . ..| i | 人 ⅰ . |i . . i | | | . i. |. . .|八 . . . . ∨i,x圻幵竹, . |i . . | | | | . i. |/l ∧ . ___ノ 〃 トィ/f心| . |i . . | | | | . i. | . ァヒ扞ト′ _)ツ| . |i . . | | | i . . i. | 爪 トィ心 ,,, | . l/ . .. | 八 | | . i. | . |i' )ツ | ; ′ . . | \ /㍊i | i ’. ,. | . || 、 ,,, ′ ィ / . . . ノ| / ㍊i |/ V/, |i . 〈癶 ーく ノ / . . . / |/ ㍊i V 八 . . V .ゝ / . . . ィ/ / ァ㌻¨ \ \ . \i . \ . ≧=ー/ . . ≠≪'/ / ,ァ㌻¨。 ゚xヘ \ }≧=\------辷r< //。※゚l/ ァ㌻¨ ※/。※ハ ` / ;冖冖冖冖/ i/ `X升ォt/ ァ㌻¨ 。※゚/。※゚。※゚| | / / /。※゚.。※゚/ {※゚/ ゚| | ァ㌻¨ /。※゚〃※。※゚。※゚| |. / イ/ /※|。/。※/ {/。※゚| |¨l /※/゚/゚。※゚。※゚。※゚| ノ 咏「何を歌うのかすっげー楽しみなんだけど」ニコニコ 京太郎「……」ゾクッ こ、この顔は!? 京太郎「(この人はここで全てを決めるつもりだ!!)」ゴクリ まさか三尋木プロが歌唱力メインで見てくるなんて…… 京太郎「……」アセダラダラダラダラ 咏「さぁ、音楽スタートだねぃ」ポチッ チャララ~♪ 京太郎「(うぉぉぉぉぉぉ!!)」ヤルシカネェ!! 安価↓3 全開補正+10(+10でゾロ目は無効) 00~69 1段階上昇 70~99 2段階上昇 ゾロ目で??? 865 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/05(土) 23 59 01.91 ID 3DAY19bko [18/18] ~~~♪ 先生「こ、この曲は……?!」 咏「!!」 監督「まさか……この歌を歌うつもりなのか!?」 京太郎「(この歌を歌うには、今の俺じゃ歌唱力が足り無いのは分かってる)」 それでも―― 京太郎「(どうしても、この歌で決めたい!!)」キッ 咏「あっ」ドキッ 京太郎「耳を澄ますと微かに、聞こえる雨の音――」 思いを綴ろうとここに座って言葉探してる 考えて描いてつまずいて消したら元通り 12時間経って並べたもんは紙クズだった 君に伝えたくて 巧くはいかなくて 募り積もる感情は膨れてゆくだけ 吐き出すこともできずに 今僕の中にある言葉のカケラ 喉の奥、鋭く尖って突き刺さる キレイじゃなくたって 少しずつだっていいんだ 京太郎「この痛みをただ形にするんだ」 監督「……(けして、上手くはない)」 先生「(せいぜい、カラオケで下手だと思われない程度といったところだ)」 京太郎「何をしても続かない子供の頃の僕は――」 「これぞってモノ」って聞かれても答えに困っていた そんな僕にでも与えられたものがあると言うんなら 迷い立ち止まった自分自身も信じていたいな 僕がいるこの場所は少し窮屈だけど 愛に満ちた表情でぬくもり溢れて 京太郎「そして君の声がする」 咏「……」 873 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 00 10 26.29 ID fUJoakLUo [1/12] 京太郎「足元に投げ捨てたあがいた跡も」 もがいてる自分も全部僕だから―― 抱えている想いをひたすらに叫ぶんだ その声の先に君がいるんだ 京太郎「耳を澄ますと確かに聞こえる僕の音」 空は泣き止んで雲が切れていく 監督「(とても稚拙だ……音程を覚えたてで、アーティストの生い立ちすら知らない者の歌い方だ)」 京太郎「今僕が紡いでいく言葉のカケラ」 一つずつ折り重なって詩になる キレイじゃなくたって 少しずつでいいんだ 光が差し込む 京太郎「この声が枯れるまで歌い続けて」 君に降る悲しみなんか晴らせばいい ありのままの僕を君に届けたいんだ 京太郎「捜していたものは――」 先生「(しかし……)」 咏「(だけど……) 京太郎「目の前にあった」 一同「「「(非常に魅力的だ)」」」 京太郎「(や、やりきった……)」ハァハァ _,,......-―-..... _ ,. ' `丶 / . ,' . ,' ii ハ i i_;; i ,' i.i |`i ' _「_,,」I; i. / __ 汽テテ= 〒テ「.! ハ / , ィ に! i ト り 乂リ .i i ! / ./ ゝ| l | !".r―┐"",ノ 乂_ { ,/ i ト,! ! ヽ. -' ,ィ彡イ `ヽ. ! ./ i N r‐`≧‐≦;イ ト; ヾ、 .{ ハ ハ i; ''´ ,,;'ニ r''" .ノ`ヾ;i ヽ }、 ル' .|/>ゞ . .( ゝ . . . \,i ,' ) / ̄ \ . . . \三≧=-. . . ..V. iハ. . .\. . i´ ̄` < . . / . .. i. || } . . . ト--ir-、 . .. \ / . . . \. l」 i. . . i-‐‐|ニハ . . .\__r‐-、 . .i ハヘ . . i `マヘ . . .. / . .ヽ i 880 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 00 20 38.25 ID fUJoakLUo [2/12] 【アピール終了】 京太郎「……」 監督「ありがとう、須賀君。とてもいいオーディションだったよ」 先生「ああ、そのとおり」 京太郎「あ、ありがとうございます!」ペコリ 監督「私は刻坂(親友)を推奨しますね」 先生「伊調(ライバル)も捨てがたい……」ウーン 京太郎「(なんだかいい役がもらえそうだぞ)」ワクワク 咏「……」 監督「三尋木プロはどう思いますか?私達は刻坂か伊調を……」 咏「その考え、わっかんねー」ハァ 先生「え?」 (⌒Y⌒) (⌒Y⌒) (_ ○ _) (_ ○ _) (__人__ノ (__人__ノ . ´ ̄ ̄ ` 、 . ´ .. .. ヽ ′ . . ,′ . ! ;イ ∧ l | | | | |」__| | ト、|_」、 | ! | l | | |` L___!´__ ハ | | | l f芋丐 乍丐ア | | | lレ' ト+゚' ゞ-' |ノ ト、 わかんねー!! | 从 | | lー一l / . | ミ=‐ 全てがわかんねー!! 人 { ハ| | ゝ ノ/ . j ..\ / . \ \| !≧‐ / . , イ ) /\=彡イ /| `ーァャ==彡-‐ 7¨´. ト、厂/ ̄\ 厶 ...... \ ノ / イ / |..∨........./ . /....Y............../∧ |\ヽ ........ Y ノ| 人 | / .. ..../ . /...../ ............// / | | |............|/....乂{ )/ .. ..../イ . /...../ ............// / | | |............|......../ ........./ .. ..../ ..| . /...../ ............// / 監督「それはどういう……」 咏「神峰(主人公)しかありえないーって」フリフリ 先生「!?」 京太郎「はへ?」 咏「こいつが神峰じゃなきゃ降りる」 監督「ファッ!?」 先生「……」 監督「でも、神峰役は鬼ヶ島君に……」 先生「三尋木プロ、理由を聞いても?」 咏「心、掴まれちゃったからねぃ」チラッ 京太郎「……?」 咏「ドラマのタイトルがSOUL CATCHER(Saki)なら、仕方ないって」 先生「……」フッ 監督「せ、先生?」 先生「これはもう、決まりかな」ハハハ 889 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 00 26 54.12 ID fUJoakLUo [3/12] 先生「やってくれるね、須賀君」ポン 京太郎「???」 先生「君が主人公だ」バーン 京太郎「」 咏「決まりだねぃ」 監督「まぁ、鬼ヶ島君は別にいいか」 _,.. -- 、__, 、___ ⌒> ´ ´ ヽ `ヽ、 _,. ´ , , 、 | 、 、 ヽ  ̄7 / / 从 、 | | | . /イ / /l/ | | | l}从} | { _/_ { 从ヽ、 { | |/ イ´∨}  ̄´ {∧ { ○ 从{ ○ }'⌒}、{ {从 r-く| \ 叭 __ 八}イ 、 └―┘ ィ/∨ 「¨>-- rく「 ̄ } , ------ ∨_」 , ∨]/|ィ¨7ー-- 、 ////////「//| ー- 」 }ヽ// ///////} {/{////// \∧ r' ヽ }' {/////// |l∧////////Ⅵ,〈 | |///////| |/∧/////////|l∧ ,l |///////| |//∧/////////() \//∧}/////// |////}////////// 「/////∧/////{ |////|///////////∨()////\/// | |////|////////////\///// ∧/ / |////|//////////////\//////,イ |////|//////// ()/////| .\//// .| 京太郎「お、おれがしゅじんこう? しゅじんこうってなに?」ガタガタガタガタ 先生「須賀君?」 京太郎「アイエエエ!? 主人公!? 主人公ナンデ!?」バッターン 監督「これはこれは……」フフフ 先生「先が楽しみだな」ハハハ 咏「……」フフ 京太郎「お、おれは……」ブクブクブクブク ドラマ主演が決定した! 咏ちゃんに興味をもたれました! 監督に屋上で焼いてかない? と誘われました 902 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 00 36 02.37 ID fUJoakLUo [4/12] 【龍門渕邸】 透華「今頃、結果が出ている頃かしら」ハァ ハギヨシ「ご心配ですか?」 透華「ええ。恐らく、かなりの倍率でしょうし」ウーン ハギヨシ「大丈夫ですよ、京太郎君なら」ニッコリ 透華「随分と自信がありますのね?」 ハギヨシ「それはもう」フフフ 透華「?」 Prrrrrrr 透華「来ましたわ!」ガチャッ ハギヨシ「……」 透華「ええ、そうですわ。ええ、そう……え?」 ハギヨシ「透華お嬢様?」 透華「そ、そうなんですの……分かりましたわ。ええ、それでは」ガチャンコ ハギヨシ「……お嬢様、結果は?」 l´ ,' \ヽ∨//_ ヘ l . ', l !| ̄  ̄/' ´ ',ト ',. ,' Ⅵ /' l!∨ ', / ,'_!|__.{( _≦千‐<へヽ. //レ//「 ',l -- ´ \ ‐‐ / ',iヽヘ`ト、 //ノヘ // -ヽ_‐ | , ====ミ !| `\ // i! ! '´ ̄ ̄` / ` jレi . ', \. /// |ヘ.', ' /!´ ! ∧ `', // { | ト ー-....‐ 丶l ,' } ノ i!. l ! ヽ \.ヘ ', ,' -'/ /ヘ. j! ヾ / \ ヽ人 ヽ ; -'-‐っ /「/ ∧. ∨ \ ∨!> . /, ィ≦ イ / ∧ ヘ / / ヽ ∨ _レ ´ ヽ _.,ィl }┤ | / ∨ \. / / !_ |/ \ ヽ'‐ヘ」つ、 ! { \ \ / --‐‐ フ ヽ /´__ l ├──-ヽ _ \. / / \ イ ト r‐‐ {/ / ヽ \ | `.i \ ト、. / ! イ⌒ヽ ∧ヽ __ 、イト 、 / \ ヽ l \ \ / /` 彡' ∨ ∧ク ̄ // .!', `ヾ /、 Y i ! |、 \ \. / /イ ∨ イ. /イ | ヘ `i } ノj/ i ,' ,┐、 ヽ ___./_/´ ∨ / ヾ//i !. !|ヽ\ /,' / i / ' | \ ∧ 、ヽ 透華「や、やりましたわぁぁぁ!!」ピョイィィィン ハギヨシ「それでは!」 透華「主演決定ですわ!」ワーイ ハギヨシ「それはそれは、めでたいですね」ホッコリ 透華「これで、衣も……」 【衣の部屋】 衣「……須賀、京太郎」 衣との遭遇フラグが解禁されました 911 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 00 43 51.81 ID fUJoakLUo [5/12] 【オーディション終了後 控え室】 京太郎「はい。それではまた」ケータイピッ ふぅ……取り敢えず、透華さんと事務所への連絡は終わったか 京太郎「竜華さん達は知らせを聞いて気絶しちまったし」 三人娘「」ブクブクブクブク 京太郎「全員が起きるまで、こりゃ帰れないなぁ」ハァ とりあえず全員が目を覚ましてもいいように飲み物でも買ってくるか 俺も泡吹いたせいで喉が渇いてるし 京太郎「それにしても……俺が主人公か」 ガチャッ 京太郎「レギュラーが貰えればラッキー、くらいの考えだったのになぁ」テクテク でもどうして、三尋木プロは俺に…… 京太郎「……分からん」 ?「何を辛気臭い顔してるのかねー」ペシッ 京太郎「あだっ!?」 誰だ!? 京太郎「あっ」 -‐- ''"´. . . . . . `ヽ /. . . . . . . . . . . , '. . . . . . . . . . . . . /. . . . '; . . . .‘, / . . \ .i . . . ,' . .;' __ .'; . | . . .i i. !. ! γ´\ .i .| . . .! |i| i / iヾ、_i\ i | . . .i. i !l ト、 / ,rf'斧 ‘, i l |i . .八 !| i iハ ヽ Vリ ! ! | !| . . \ ! i .! Vハ. ´ ,! ! i 从 . . ._`ニ== == 、 __人_! ∧く / ! ! ;' .〃 ヽ. . . ` ミヽ ). / \ V | i i\` ー';' / / . . . \' 、 / 丶 \ Vl l i __>'" / ./i ヽ } } /≧=x \ \= i,/(_i, ィ≦7 ; ' ノハ } ヽノ ノ /三≧=- ≧ ニ ,' /Vl/ / /イく)ぅ\__ _ ト、 i 〉三三二ニ==‐-i{ ! / / イ_)  ̄\ . .(_乂_)|`ヽi ) >‐――‐-=ニ二>'つ/i 〃乂_) . . . (_\ . . . ..i ∠) . . j) . . .. .\/ ,fクぅ// ;' . .. . . ..∧ .. . . | !ヽ .. . .. . . ..\ /ソ' / % _,.. .. . ..(_ハ. . !__. ‘,o) .. () . . (⌒). ....\{イ! .. x8''" . く)ノ) . . . . }. i|//∧ |ソ) . . . . .(⌒○⌒) . Y%"゚ .. . . .(フ〈) . . % i| }//! ! . . ノ). ...(__乂__) ... . .|ミメ⌒Y⌒) . . . . ... ./ /_,///i i .._ .... . {\ Oく . ... . . . _r‐ |////,'. V 〉 .... . . ヽ人_) .. . . }/ !//// //. !_) . . .(V) . & .. (ハ .. . . . |//!/// //! ! .. .. .. . . く)O(フ. ..\ .. . .. . .. .. )( }ニコ!/////| | . . . ... (人) . . 人 .ヾrt?.. )( .`i/ | /////! l く)ノ) .. . . .. . . . ⌒ . . . . Y⌒ .. . . . . .///!/////」 | (フ〈) . . ,ノ) .. . . . . .. .. . .. . . . . ... . . .l// | /// `! .. . . . .⌒′ .. .(乂) . .. . . ... . . . x≦\/!l/\ 京太郎「三尋木プロ!!」 914 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 00 52 04.80 ID fUJoakLUo [6/12] 京太郎「あの、俺三尋木プロに聞きたいことがあるんです!」 咏「んー? いきなり何を聞きたいのかねぃ?」ジトッ 京太郎「どうして俺を主人公に?」 咏「……」 京太郎「自分で言うのもアレですけど、俺って顔くらいしか取り柄無いし……とても主人公だなんて」ウツムキ 咏「わっかんねー」バッサリ 京太郎「え?」 咏「正直そのとおりで、顔くらいしかアイドルじゃねーっての」ペチペチ . . -――‐- . .. ´ ` .、 / \ / \ / i | . / | | | | . ′ | | | | | | . l | | . l从 ト、 . | | . | l | | . | \ 、_ _|__\ 」 | . | | l | .|_ _; イ  ̄ ̄__ _,)ハ . | . | | | i l i∧ l___ 斗斧i^狄 | . | | | | | ∧ 「苅 V以 } ノ . . .| i . . | | | | iハ |i以 ,,, j/ .| | . . | | | | |. l | ,, ' / | | 从 l八 八 八人 v ´} / 八| \__ \|\ \≧ .. .._ ー/ .イ | . Χ⌒ |\ \ -- / _ -‐<※| | \ \__ _ |/⌒>\/斤/...(※)......リ ト、 i\ 「 ̄` /※)..|| /※|...(※/ |../※).....+...// 八..\ . . .| )' /※)...... ||三三三三三三三|...+.../... { /......(※∨ | /※)..... (※||/..+......|※)l.| ∨※./...(※| /....+./.... Ν /※)..(※)..+ /リ.....(※ノ......从{\{...../...(※)....| /...../... (※|. /※)..+.... (※//......... /......./.. ※)...../....... +(※|'... /.... (※)...| /+....(※).. +...〈/..(※)/...+./※)....+../※)..... +........./..※)... +.. | {※).......+......(※∨.......i..... /.+.....(※/+........(※)../...{...+.......(※).|. ∨...(※)+......(※∨... |......{....(※).../....(※).....+...∨{.... (※/ +...| ∨ ...... (※)......+∨. l‐''┴――┴―――――''| .... /...(※|. |...(※)...+.. (※).∨| i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i|..../.. (※).. |. |+........(※)..... +... ‘| i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i il../ ...... (※..| 京太郎「うぅっ……」 咏「でもさ、心掴まれちゃったんだからしょうがないんじゃね? 知らんけど」クスクス 京太郎「!!」 咏「……収録、楽しみにしておくねぃ」フリフリ 京太郎「三尋木プロ!」 咏「期待、しておくからさ」プイッ 京太郎「……はいっ!!」パァァァ スタスタスタ 咏「こんなの……らしくないっての」マッカッカ 京太郎「三尋木プロ……か」 俺もいつか、あんな風になれるのかな? 京太郎「……わっかんねー」ボソッ オーディション編 カンッ 921 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 01 06 58.31 ID fUJoakLUo [7/12] 【期待の】須賀京太郎を応援するスレッドpart3【新人!】 801 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 最近音沙汰が無いが……無事だろうか? 802 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 やっぱ厳しいのかしらねー 803 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 おもちの無いwwwwアイドルとかwwww売れる筈wwwwないのですよwwww 804 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CharginG0 803 うるさい、そこ!! 805 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku0 大阪で修行してるみたいだよー すっごく頑張ってたよー 806 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.22 ID ATGsisteR 大阪やって!? 807 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.22 ID NekiYadEE ほんまか工藤!? 808 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii 悔しい、悔しい!! 麻雀弱いって言うとったの誰や!! 809 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii 少しだけ麻雀打ったけど、わりと強くてびっくりやったわ 810 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 ↑ kwsk 811 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NO/Wakame ワカメ? ワカメクリムゾン? ヤッター!! 812 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NIjyou123 いやいや、ただのラッキーマンやって 813 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Waka/LoVe らっきーでもすごいとおもいます 814 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID MaSaEATG うちだけ会えなかったんやけど…… 815 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HimeSAmar 大阪にいたのね……逃がさないわ 926 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 01 15 23.71 ID fUJoakLUo [8/12] 815訂正 姫様→霞さん 815 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID BIGoMochI 大阪にいたのね……逃がさないわ 816 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR 少しは音沙汰が欲しいぞー ワハハ 817 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TeMpTress 彼の成長は凄まじいぞ 818 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru 京ちゃんペロペロ 819 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 そろそろビッグニュースの時間かな? 820 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO くぁwせdrftgyhyふじこlp;@:「」 821 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 3tUzuTu0 ふぇっ!? 822 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID RedLeGend もちつけ、どうしたの? 823 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 おもち!? 824 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID koSI+MIZU どうかしたんですか? 825 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SuGALoVE+ 何があったんだじぇ? 826 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO が、ガンガンテレビをつけてみるっす!! 早くしろー!! 間に合わなくなっても知らんぞーっす!!! 827 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru 何を騒いで…… アイエエエエ!? 828 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OHimeSAKi ひゃあああああああ!? 京ちゃん!? 829 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT ど、どどどどどどどどういうことだししししししし!!? コーチの皺増えろ 830 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KiLLiKedA 池田ァァァァァ!!!! 831 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 なん……だと? 931 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 01 25 53.21 ID fUJoakLUo [9/12] 832 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi え? え? 主演って、しかもあのソルキャの? 833 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NekiYadEE よっしゃあああああ!! キタでー!! キタでー!! 834 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ATGsisteR あかん、涙出てもうたわ…… 835 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii ほぼイキかけました 836 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU いきなり主人公やってぇ!? 837 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CharginG0 ビリビリビリビリビリビリビリビリ 838 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Mayoiga46 これマジ? 839 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Maho/LoVE マジなわけねーだろハゲ 840 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TAMAnnee0 それがマジなのよねぇぇぇぇ!!! 841 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID koSI+MIZU 巨大液晶モニターと立体音響設備を揃えないと 842 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SuGALoVE+ 生きてて、生きててよかったじょ…… 843 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Roof/top0 そうか、やりおったな…… 844 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID anTenAcuP 当然ですわ!! 指導者が違いますわ! 指導者が!! 845 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur いや、そんな……褒めんでもええやん? ドゥゥヤァァァァ 846 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TeMpTress それほどある 847 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 当然だよねっ☆ 848 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CopY/maHO やったぁ! 849 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID osero/ka2 へぇ、あの子がドラマ主演とは……成長するもんだね 850 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR 須賀君に決めて、本当によかったなぁ……ワハハ 938 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 01 38 52.75 ID fUJoakLUo [10/12] 851 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT いきなり主演とか生意気だし!! 仕方ないからこの私が貰ってやるんだし! 852 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ONdIsKdes 彼はやはり凄い人だ 853 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi 好きな漫画だけになんだか不安だなぁ 854 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 実写化ってだけで地雷だしねー 855 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 カスミンのおもちぺろぺろ 856 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru 視聴率100%不可避 857 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SGAsister またにわかが増える…… 私が守ってあげるなきゃ 858 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HimeSAmar 須賀京太郎さん…… 859 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku0 ちょー楽しみだよー!! 待ちきれないよー!! 860 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KuchiBetA 初めてのドラマが大きな役できっと緊張してるんだろうね だけど、折角のチャンスなんだから、これを次に活かして欲しいかな 顔立ちはいいから滑ることは無いと思うけど、問題は演技力 特に音楽題材だから歌唱力も重要になってくるかも 861 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID FraGariA0 共演したい 862 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 どうしてゲスト出演は咏ちゃんなのかな? わた健夜プロでもいいと思うの 863 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Hukuyo5kO ↑ 年齢制限 864 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 ↑ アラサーだよぉぉぉぉぉぉお!! 小鍛治プロはピチピチギャルだよぉぉぉ!! 865 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID uTaChamBer 期待しておくといいんじゃね? 知ってるけど 866 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Lu/OosIba ノーウェイ ずっこけるに決まってます 867 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Kapibaraa ご主人様を悪く言うな!!! 868 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID FIscherpo 人気が伸びてきたせいか、変なのが増えてきましたね 869 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OHimeSAKi 京ちゃん頑張ってね…… 870 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID koSI+MIZU 私達がついていますから カタカタカタカタ 竜華「ふふっ……うふふふっ」ドヤァァァァァ 煌「やれやれ、ですね」クスッ カンッ!! 948 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 02 02 07.22 ID fUJoakLUo [11/12] おまけ 【現在 京太郎からの好感度トップの方】 / )---、 〈 イ_{┌‐‐ └'‐ク } \ { |┐ λ / ∧ 〈-=彡' ∧ ∧__彡' 〉 { { ∨ ∧ | / リ __ | ,/ /{ ---- 〈 \ | / / { ´ /\-、\ | ,/ l| -/ \ 〈 /\Χ__ | / | {/ / / \\ ヽ\/ ∧ ∨ .} /| {. ///| | | lト、 l l イ ∧ ∨ } l| / | l | |l l | | l| 八从li | ∧ ∨ / | l | |l l\l\八从芹苅 i | ̄|l i/ ll / 八l | |l |芹苅 乂ツ 'l | l l||_// l| / 大 天 使 の ど っ ち. / \八从乂ツ . . l | レ´// } ,/. ⌒/ / / ∧ . . '__, ∧l| | ./{ } / / / / / 个ト . イ| || l/ } /. / / / / l|| | 〕i千 / . | ||/ / ∧ / / / / ||_|//-,/. . | || / / \. / / / / /_|/ ./ / . . .八 ∨ / // \ / / / / // . . . ./ / . / ∧ ∨ / / 〉. / / / / /人 . . . {/ . / \ \{ -‐. / / / / / \ヽ/ . / }\ \'´ \ \ / / / / / } . . / . . . . . . . | / .\ \ \ \./ // / ,/{ . . . . ノ . . .| 八\ ./\ \ \ \ / / // 八 / . . . . .| / { |l | |\ \ \ \ 竜華Pを差し置いて、まさかののどっち そろそろヒロイン力下げイベントしなきゃね { ! ____ |ィ彡三ミヽ `ヽ ,.' ´ |彡'⌒ヾミヽ `ー {少′ / ,i l ト、 | ヾ、 Y ノ└ /// | l| | ハ| _ `ー―' イ ⌒ / | { | 从、| }|彡三ミミヽ { | l |ィ爪 {(リ八「ノ.|彡' ヾ、 _ノ.リ、_! l リィチfト '行| `ー ' l_,以 { ヒtリ ヒz| ,ィ彡三ニミヽ __ノ...「 l 「ト'" ' '|彡' ` ̄ } } ハ -=- | .___ノ ./ /,イ| |l>、 ,ィ| ,ィ彡' / /リ | ! !仏ィ_〕¨ . | 、/ミ三彡' /⌒/ / r廾 .|「{ |-、 __| | / ィ=- ' 〈 イ ∧V / . . |__´__(二つ/ ,ィ彡'. ..} } /`Y'| { . . . . .l /(二⊃―、 / /. /.j/ }`ー冫j\ . . | /. ト、二)彡' __,ノ ト ン′`ヾ >-r'< `ト-' \ そろそろヒロイン力下げイベントしなきゃね960 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 02 28 14.03 ID fUJoakLUo [12/12]【番外編】 ※ フィクションです / \==フl r-、_ / 、 \ | / ゙、 , -―-、 / / | 、 ゙、 、 ゙!、 ー -、 / `Y ´ / / / ; | | | | 、 ゙、 ! 、 \\ | /ケヾ、 | / / / | | | | | |ヾ| ですが笑えますねぇ、あの一見であなたは須賀君と決別 \ \\二 三ミ、ー--'´/八 / / / ィ ; |.| ハ |゙;;;| /| | | 一方私は今では須賀君の好感度チャンピオン;\ \ \;;; (_゙、_ , ノ/ 、._/;| | / / | /| ; ト| / |├,,| / | | |-―、゙、 \  ̄ ̄ `´//-‐-、 /) | | | .| /´|/,,|/ |/什 \|/;/\\___\;; `ー--/ /`´`^ー/ ,--、| | |´ /5) | ゛| ゙、 ゙、___.二..-‐ ´/ / / \ ( ⌒ \|V ` ー'" `! | |;;;;; -‐ ´ ; '´ ;/ ;∠__`ヾ、___ """" / / / / _, -‐;´, -‐ ´  ̄/ ` 、 ´/、 / / / 随分と差がつきましたぁ _, -‐;;´-ァ ´ __ ̄ ̄`゛ー--、_,.イ、`ー-、__`__ - 、__ .ノ .Y´ / ; ノ 悔しいですよねぇ_, -‐´ ̄//-‐ ´ ;; ̄二ニ-‐ ´ ゙、 ``ニァ--イイ ̄ | | ̄ ̄ / ; -‐ ´ / ト、 |`´ ̄イ 、_/ 、 |.. / / / ! ゙、___,,イ \_ |_,┤ / ; / | / \ |_ |/ // | / .. \、_ |レ' | , , / \ 〈!`l_ (`(ー、_,、__,t、ィ|/ / \ (`! |┼、. __,......----、___,」`ー-!_!_」__/ / \ 5//±_」゙、. __v'´ _, '彡三三彡イ__ .___|ι-、,-、r-、r-、r-、___,._゙、 (//≦、`ト、イ/ ///, --、___ `ト ニ!ニ!ニ!ニ!〉_〉=========、h‐n|〉/´,.\)´ |7 //´/ \  ̄`.| |彳Y ̄!二!ー!┬!-ト、)__|ニtケト'´!`i |‐-、__// / `ー―‐| ト'`´ ̄ ト| ||ζ | | |. 〉 ト-、ζ __ -‐< >へ / \ / \、 / / 、 ∨ ィ ヽヽ / / / \ / | ヽ ヽ l l l ` `´ ´ | ヽ ! i / ! i l \ 」 \ / \ / 〉 / / {`ヽ、__ 、_,、__-‐´〉 ト., ∨ヘ ;; へ 「 ̄ ̄ ヽ /  ̄ ̄レ`ヽ ノ ∧ / ノ ゝト{ ` L__! 1 レ く ぐぬぬぬぬぬっ // 、', / 、 // 、 \ 〈 / { `ゝ__ / 、 \ __ ィ´ }ヽ 〉 ヽ { \' ' ' '___ ' ' ' ' ノ ノ 〉;′ `ヽ イ ヘ >.(_二二ニつ < j ∧ / '′ ´ ´ `_>.─i ー--‐ i´- ノ__'_ ` ┌、、 .. ̄ .. .. .. .. .〈′ ト/ .. .. .. .. .. ̄>、 ∧ ヽ .. .. .. .. .. .. .. ..', ,-/ .. .. .. .. .. .. ../ .. ∧ / ヽ ..ヽ .. .. .. .. .. .. ..ト、__/ .. .. .. .. .. .. .〃 ./ ヽ ∧、 \ .\ .. .. .. .. ..ヽ / .. .. .. .. .. ../ / /∧ /. . . . . . . . . . . . . . . . .\. /. . . . . . . . . . . . ./ /}ハ . . . . 、 l. . . . . .l . /. . ./〃 }从 . . .、 |. . . . . .l/. /⌒ ⌒ } . .ト 〉 | . . . . . .V弋ナ‐ 弋ナ ' . | 慢心してると横から掠め取らるわよー? ! . . .| . . i . 、' ' ' ' 'i . . .| } . . .| . . i . . ヽ 、_/  ̄了 / , . .| . . .' , . . }、/> }/ }八 . . . .' 〈 | 二 、zぅ′ ,厶イ\ . ', . | ー}ーミ 、. /⌒\ };.ム| {厶 ト、 /-‐- 、 `ー-} \ ノ}、 ∨ | } | \f´\ ∨} \∨ ハ / \ / / / ̄ ̄\ ./ / ハ;ハ ィヽ ト; ヽ | ま そ .| l /\ /` `` '' \ ヽ| ぜ ろ .| | /、 ;;メ ,ヾく | ろ そ .| | l`-/ルト 、 , , ',,.ャ≠ミ; | よ ろ .| | | f 元==ミ、 イP } ム\__/ | | l {{ f } ..ヘ;;;;丿'"ム ハ;jヘ{ | | l l ヽ-'゙ ""/ ト j j l l ヘ"" ‘_, /ヽハj ※まざれません ノハj`ヘ / ` 、 ` ´ /lニzyヘ、ィト` - 、 / j` ー ' ___/  ̄ ̄\-‐\ヘ `一' l‐‐-、 '" / //\ \ ヽ / // ヘ カンッ 980 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 23 40 41.38 ID 5fef6YjXo [1/2] ※ この短編はフィクションです 現実にすこやんはアラサーですし、孕む予定など毛頭ありません それでかはハッキリと事実を伝えたかった <<すこやんご懐妊ED>> 私が須賀京太郎君と出会って、三年近くが経ちました ファーストコンタクトは本当に最悪な出会いで、今となっては思い出したくも無いくらい それから、サイン会に言って……サイン貰いそこねて 京太郎君がドラマに出演したと聞いた時は、監督に無理(物理)を言って私も出演させて貰ったりしたなぁ 私の方がテレビ慣れしてる筈なのに、ガチガチに緊張しちゃって……京太郎君に励まされてのをよく覚えてる それから、少しずつ京太郎君とプライベートで会うようになって いつも私が愚痴を聞いてもらうような形で……京太郎君は嫌な顔一つせずに慰めてくれていた そうして時が経って―― ついに、アラサーでは無くなる日を迎えようとしてた 健夜「それでね、本っ当に酷いんだよ!」ダンッ その日はよりにもよって、こーこちゃんとの収録があって私はとても落ち込んでいた 健夜「私がアラフィフだとか、明日で処女三十路だねーとかって!」プンプン いつもは飲まないお酒を飲んで、京太郎君に愚痴る 傍から見れば、トップアイドルに絡むおばさんにしか見えないような光景だった 健夜「どうせ、どうせ私なんて……」エグエグ 京太郎「ねぇ、小鍛治プロ」ポンポン 健夜「ほぇ?」 珍しく、私が話を遮るように京太郎君が微笑んでいた その顔はとっても優しさに溢れていて、それでいて…… 京太郎「俺には小鍛治プロの年齢をどうにかすることはできませんけど……」 とても―― 京太郎「処女、もらっちゃうことは出来るんですよ?」グイッ 健夜「あっ」 チュッ 京太郎「抱いても――いいですか?」 健夜「ふぁい」フラフラ カッコよかった 982 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/06(日) 23 58 01.64 ID 5fef6YjXo [2/2] 【現在 すこやんと京太郎の愛の巣】 健夜「それでねー、その夜は優しく……うへへ」フニャア 咏「……」 良子「……」 はやり「……」ギリギリギリギリギリギリ 理沙「……」ドキドキ 健夜「やっぱり若いからかな? 荒々しさの中に、未熟さを感じるっていうか、気持ちよかったというか?」ニヘラー 靖子「あー、一応おめでとうございます」 晴絵「え? そんなこと言うために呼ばれたの?」 恒子「あーつまんなー」 健夜「ちょっと、何その顔!!」プンプン 咏「そりゃ一時間もノロケ話聞かされてたら、そりゃムカつくってのー」ゲンナリ 良子「ノーウェイ、吐き気を催してきました」ウェェ 健夜「私とダーリンの愛の巣で吐くなんてヤメテ!!」 理沙「……愛!!」キラキラ 靖子「須賀君のグッズだらけですね」 晴絵「元々は小鍛治プロの私物でしょ」 健夜「実家暮らしだった時、すっごく溜め込んじゃってて……」テヘッ 恒子「あぁぁぁぁぁぁ」ブルブルブルブルブル 咏「なんか臨界点超えてるし」 晴絵「よっぽど小鍛治プロの結婚が受け入れられなかったんだろうね」 はやり「酷いよ、最初に目をつけたのははやりなのに……ずっと食べるの我慢してたのに……」ブツブツブツブツ 良子「しかし、よくトップアイドルの須賀君がそんな思いきったことしましたね」 靖子「確かに。もうちょっと誠実な男だと思っていたな」 晴絵「須賀君の結婚報道すごかったなぁ。朝から深夜まで一ヶ月それの話題で持ちきりだったし」 咏「腐ってもトップアイドルだからねー。今でも人気落ちてないんじゃね? しらんけど」イライラ 健夜「はいはーい、ここでクイズの時間です」 一同「……」 健夜「CDを出せばオリコンチャート一位、ドラマに出れば視聴率30%越え確定、写真集はミリオン達成。麻雀で私より強い男の子はだーれだ?」 咏「……」 良子「……」 はやり「……」 靖子「……」 理沙「……」 晴絵「……」 恒子「……」 健夜「はーい、私の旦那様でーす!!!」ドゥゥゥルルルルルヤァァァァァ!! 990 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/07(月) 00 12 02.78 ID eBcYkSjXo [1/2] 健夜「いやぁー、まいったなぁ。恐らく世界一幸せなお嫁さんになっちゃってゴメンねー」ニマニマ 咏「人間って……醜いねぃ」 はやり「中に誰もいませんよ……中に誰も」ブツブツブツ 良子「アンビリバボー、人間のすることじゃありませんね」 理沙「……外道!」プンプン 靖子「頭が痛くなってきた。カツ丼でも食べよう」ムシャムシャ 咏「ベッドの上で食えばいいんじゃね?」 靖子「そうするよ」ボロボロッ 健夜「いやぁぁぁやめてぇぇぇ私とダーリンの愛のベッドがぁぁぁ!!」 咏「カツ丼まみれのベッドで愛し合えばいいんじゃね? あと死んで」 恒子「もっとやったれぃ!! やったれぇぇぇ!!」 晴絵「どうせその体じゃご無沙汰でしょうに……」 健夜「く、口とか胸で処理してるもん……//」カァァァ 一同「(生々しいからやめて……)」ドンビキ 健夜「あ、あと……たまにお尻――」マッカッカ 恒子「やめろぉぉぉぉぉ!!!」 / .. ト、 . . . / // // ノ (_.,′. .. . /| /| /| | } ト、 | | i / / ) ‐┴‐ } ー┬ ( . | | / j/ j/ j/ V ∨イ i| / } ニ /| 口 | || . | |/ u | i| | 口 .! 」 || . | | ト .___,ノノ 廴___,.| i| | -lァ-、 {| . | | |《' 〃 Y ィ〃 Yヾ i| | /| _ノ || . | | | 乂_ノ 乂_ノ | i| } ┼┼ {| . | | | `'ー一'′ , ー一 | 八 〈 |_ || . | | | /ハハヽ ハハヽ{ ト、\ } _Z_ │| . | ∧ | /`¨¨¨´| u ノ │ ヽ ヽ | oノ || . | |ーi ト .U {. . . . . . . .ノ イ i| } } } r┬ 、 {| . | | ∧∨ `> . `¨¨¨´ . イ | リ | | } !ノ ノ {|_ 」 i |-‐ヘヽ `ァ‐ャ┬‐- 、 |イ. / | | | rv‐, {. . ..| | ! _乂 ,′ V》.. .. .ハノ. / j ;′ | |/l/ |. . ..乂 ト、| ` ´ ̄ }..》.. . . .V /'′ } o o (. . . . .《{. | |..》. .{. j .} \ ) (. . . . . 《{`Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´|..》.. .Y..│ \\ \ \`Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´. . . . . . 《{ 爻=====} {====|.》 . . } . | \ \\ \ \ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ | 落ち着いて > ヽ.________ ノ 靖子「食欲無くなってきた」 晴絵「(生まれてきた子供を直視できない気がする)」ウーン 咏「(子供が大きなったら教えてやるかねぃ)」ゲスガオ 理沙「……ア○ル!!」プンプン 良子「クワイエット、お口閉じてましょうねー」ペタペタ 994 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/07(月) 00 32 54.03 ID eBcYkSjXo [2/2] 健夜「もうお嫁にいけない……」シクシク 晴絵「えっ? ツッコミ待ち?」 はやり「ちょっとお腹を開いてもいいかなぁ?」ウフフフ 靖子「しかし、ファンの子からのバッシングもあったんじゃないですか?」 健夜「そりゃああったけど、ダーリンの説得でみんな納得してくれたよ?」 良子「宮永姉妹、大星プロあたりが試合後に須賀プロを誘っているのを見かけますけど」 健夜「……」ゴゴゴゴゴゴゴッ 理沙「……修羅場!!」プンプン 晴絵「お腹の子によくないですよ?」 健夜「……産まれたらすぐに試合したいな」ニッコリ 恒子「これが母親ってやつなんでしょうかねー」 咏「しぶとさとたくましさは筋金入りだからねぃ」 晴絵「でもまぁ……」 ____ ,. .. . ´ . . . . . . . . . .. `丶 / . . . . . . . .. . . .. . .. . . . . . . \ / . ./ . . . . .ィ . . . . . .ヽ . . . . . . . . .ヽ / ./ ./ . ./| . | l | . | .l. i. . . . . . . . . . . . i . {ハ{从{. ヽ{八|\{人| . . . . . | . . . . .i | . |-─  ̄` ー-| . . . . . | . . . . .| 早く生まれて来てね…… | . l -‐  ̄` | . . . . . | . . . . .| | . | f芋ミ 笊芋ミメ、 . . . .| } . . . | |. . . ∨ソ 弋 ソ | . . . . lノ . . | | . .ハxx xxx | . . . . | . . . . .| | . . 人 _ _, ! . . . | . . . . .| | . . . . . .ゝ . イ . . . . リ . .i . .l | .i. | . | . . . . >ーr } . . /i . | . .| | .i. | . ト、 . | . .| . . } 厶ィ´、l . 八 | {ハ八 { __ ノ 、 , `─‐-ュ.` ,ィ { __ -── .ハ _. . ≦ ゝ- < i | γ ′ | | ′ { j ! { / .ヘ ノ .l v / > イ! / v == -っ ヘ j v. /ニニニ_'' ` <__ \ / .v ィ ⊂ニニ-  ̄ ─- _ 」 / V / _ ィ =-┘───‐‐. __ ! V ゝ7 | ヘ! ヘ / ′ | ', ー──‐-- __ / ! j '; .ハ| l ;' ヘ .∧. | ! ヾ ハ .ハ ! | '; ハ l ! ', , ハ 一同「(こんなに幸せそうなら……それはそれで)」 健夜「うっ!?」ズキィィィン 咏「ん?」 晴絵「どうし――」 健夜「産まれそう……」プルプル 一同「」 あれから色々あったけど―― まだまだ私の人生は波乱が待っていそうです すこやん大逆転編 カンッ!!
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1359734281/ 外では氷雨のように冷たい雨が降っている。 雨に濡れて弱った子猫の声が聞こえる。 ミーミーと、か細く弱い声で鳴いている。 その鳴く子猫を抱いた子供が父親に必死に頼み込んでいる。 厳格な父親に対して泣きそうな顔をしながら頼み込んでいる。 『あ、あのこの子を飼っちゃダメですか……』 『……家は飼えない事をわかっているだろう、元居た場所に返してきなさい……』 『で、でも、この子弱っていて放っておいたら死んじゃうかも……』 『…………元気になるまでの間だけだ、そのあとは飼ってくれる人を探そう。』 『はい! ありがとうございますお父さん!』 懐かしい夢だ、今は離れ離れになってしまったがあの子は元気だろうか。 顔を洗い、着替えて、財布と携帯とイニシャルが入ったハンカチを持って部屋をでる。 ホテルの食堂に着くとみんなが待っていた。 優希「犬ー!おそいじぇ!」プンスコ 京太郎「だー! 抱きつくな! あと犬じゃねぇっての!」アタフタ 和「そうですよゆーき、人を犬扱いしては失礼です。」 みんな各々食べたいものを注文をして持ってくる。 席に着いた面々が手を合わせてから食べていた。 優希「やっぱりタコスは出来たてが美味いじぇ~。」 京太郎「ああもう、口の周りに食べかす付いてんぞ。」 京太郎「待ってろ、今ハンカチで……あれ、どこにしまったかな……」 優希「ハンカチなら犬のポケットから出てあるじょ。」ヒョイ 「触んな!!」 優希「ヒッ!?」ビクッ 京太郎「あ……悪ぃ、それすごい大切な物なんだ。」 優希「まったくびっくりしたじぇ……そんなに大切なものってことは誰かに貰ったものなのか?」 京太郎「……ああ、すごく大切な人から貰ったんだ。」 彼は少し安堵したような顔をした後ハンカチをポケットにしまいました。 それを横目に見ながら食事をしていると私に声が掛けられます。 「和ー!」 京太郎「あ……」 和「あれ、穏乃……どうしたんですか?」 穏乃「和をさっき見掛けたから多分ここにいるだろうと思って。」 和「そうだったんですか。」 京太郎「…………」ジー 穏乃「ん? 君、どこかで会いましたっけ?」 京太郎「いえ……」 穏乃「んー? どっかで会ってる気がするんだけどなー……」 憧「ちょっと! シズ!」 京太郎「!?!?」ガタタン 優希「どうしたんだじょ? まるで突然天敵にあった小動物のような反応だじぇ。」 京太郎「い、いや、なんでもないよ?」 優希「声が上擦ってるじょ……」 京太郎「そうか?」オドオド 憧「えっと、どうかしたの?」 京太郎「ななんでもないです!」ジリジリ 憧「なんでもないって感じじゃないわよ……しかもあんたさっきから少しずつあたしから距離取ろうとしてるわよね?」 穏乃「……私の友達がなんかしたの?」 京太郎「アコは関係ないよ!?」 憧「あれ、あたし名乗ったっけ?」 京太郎「え、えっとインターハイの出場選手だから知っててもおかしくないでしょう?」 和「まぁ、確かにそうですが……それにしてもさっきから挙動がおかしいです。」 京太郎「そ、そうかな?」オドオド 和「……今の須賀君、初めて優希と会った時みたいな態度ですよ?」 優希「ああ、そういえばそうだじぇ。」 優希「犬と初めて会った時、鳩が豆鉄砲食らったような顔したあとやたらキョドってたじょ。」 京太郎「あ、いやだって、それは……」 憧「……ま、いいや。」 京太郎「あぶねぇ……」 それからしばらく穏乃や憧と食事をしながら会話をしていました。 須賀君がやたら憧にビクビクしていたように思います。 憧「そろそろあたしたちは行くわね。」 穏乃「じゃあね、和。」 和「ではまた。」 優希「あれ? 咲ちゃんがいないじょ……」 和「確か先ほどお手洗いに立って……」 京太郎「……まさか。」 優希「多分そのまさかだと思うじぇ……」 京太郎「……探しに行って来ます。」 和「私も行きます……」 溜め息混じりに席を立った須賀君に続き、私も咲さん捜索の為に付いていく。 お手洗いに続く道を歩く途中なにやら須賀君が行動を起こしていました。 須賀君は少ししゃがんで頻りに辺りを見回しています。 和「何をしているんですか?」 京太郎「ん? ちょっと咲の痕跡を探しているんだ。」 和「痕跡? そんなものがどこにあるんですか……」 和「それにしても咲さんは一体どこへ……」 京太郎「……こっちだ。」 和「わかるんですか?」 京太郎「ああ、咲はこっちを歩いていった。」 和「一体どうやって……」 京太郎「付き合い長いからな。」 須賀君が辺り見回しながら咲さん歩いた道を辿るように右へ、左へとうねうね曲がりながら進んでいく。 一体こんな事で咲さんが見つかるのでしょうか。 暫く歩くと見覚えのあるシルエットが見えました。 それはこちらに気付くと今にも泣きそうだった顔を明るくさせてこちらに駆け寄ってきました。 咲「京ちゃん! 和ちゃん!」 京太郎「また迷いやがって……世話掛けさせんなよ……」 咲「ごめんね……」 咲さんに悪態を吐きながら頭をぽんぽんと触る須賀君。 そんな素振り見せないですが、心配していたのを隠すようでした。 傍から見れば結構過保護な気がします。 そんな事に気付いたら不思議と口角があがっていました。 和「うふふ、でも見つかってよかったですね。」 咲「うんうん、ちょっと迷った程度で大騒ぎしすぎなんだよ京ちゃんは。」 京太郎「おう、言うねーさっきまで泣きそうな顔をしてたやつが。」 咲「さ、戻ろうか。」 京太郎「迷った奴が仕切るな。」ポンッ 咲「あいた。」 戻る途中、近道に公園を通ると先ほどまで一緒に居た憧が木の前で右往左往していました。 一体憧は何を…… 和「あれは……」 京太郎「げっ!?アコ!……」 憧「ん? 和たちか……『げっ』て、なによ失礼ね……」 咲「どうかしたんですか?」 憧「うん、ちょっと木の上に猫ちゃんがね……」 見上げると確かに木の上に子猫が居ました。 どうやら登ったいいけど降りられなくなったようです。 京太郎「……ん、ちょっと待ってろ。」 京太郎「よっと。」 彼はそういうと木の下に行き、屈んだと思ったら身体を伸ばし、ピョンと跳ねました。 跳躍したと思ったら彼は木に掴まりスイスイと登っていく。 子猫が居る枝まであっさり辿り着き、そして手を差し伸べ子猫に声を掛ける。 京太郎「おいで、怖くないよ。」 子猫「ニャン。」ピョン 憧「猫が素直ね……」 咲「京ちゃんは動物の気持ちがわかるんですよ、カピバラとかも飼ってるからかな?」 憧「へぇ~人は見かけによらないもんね。」 京太郎「よし、降りるぞ。」 枝に手を掛け、そこから着地して子猫を放してあげる。 彼の身軽さを見た憧が感心するように言葉を漏らしていました。 憧「あんたまるで忍者みたいね、木登りも上手いし。」 京太郎「山生まれの山育ちだからな。」 咲「お猿さんみたいだよね。」 京太郎「咲はいつも一言余計だ。」 子猫「にゃん♪」スリスリ 憧「あんたに感謝してるみたいね。」 咲「京ちゃん猫には好かれるよね、猫には。」 京太郎「『には』は余計だ。」 憧「いいな~あたしも動物に好かれたいわよ……」 京太郎「無理に近づかなきゃいいんじゃないですかね。」 憧「……あんた適当に言ってるでしょ?」 京太郎「いーえ、別に。」 憧「まぁいいわ、猫に好かれる秘訣は今度聞くもの。」 憧「それじゃあね、和。」 和「それでは。」 憧と別れたあと、咲さんを無事送り届けました。 そのあと須賀君に今までの不可解な行動について聞こうとしました、買出しがあると言われて上手く逃げられてしまいましたが。 私は子猫で思い出し、エトペンの身体の脇を見る、そこには動物の爪痕を縫ったあとがありました。 外に出て歩く少し気分を変えたくて。 エトペンを抱えたまま昔の事を思い出す。 奈良に居た時の事。 別れ際にとあるものを渡した事。 そんな事を考えていたら人とぶつかってしまいました。 ドンッ 「きゃ!? すみません……」 人とぶつかりふらついてしまう。 その際大事なエトペンを落としてしまった。 「あ、エトペンが……」 転がっていくエトペンを追いかけて拾いに行く。 転がるエトペンを漸く拾えました。 ですがそこは車道、ここで私は周りに碌な注意を払わず飛び出していたことに気付く。 車道に飛び出した私に向かってくる車。 注意を払わなかった代償は身を危険にすることで払ってしまうことになる。 『注意一秒、怪我一生』とはよく言ったものです。 徐々に迫る車に意識を向けた私の視点が傾く。 そしてその少し前には声と衝撃が…… 「のどか! 危ない!」 聞き覚えのある男の人の声が聞こえた瞬間、私の身体は突き飛ばされる。 振り返った時に見たその金色の頭髪が、私が先ほどまで居たところに立っていました。 勿論、その位置に向かって来る車も彼を狙うかのように…… 彼は車に視線を向けた瞬間硬直して動けていなかった。 車は無慈悲にも彼に食らい着こうとしている。 私はその刹那、恐怖で目を瞑ってしまった。 甲高いブレーキの音。 人のざわめき。 車のドアが開く音。 運転手のうろたえる声。 が、いつまで待っても、どこにも人を撥ねた音はしなかった。 「さっき男の子轢いてしまったと思ったのに……!」 「いないんだ、居ないんだよ! さっきの男の子が!」 私は恐る恐る目を開き確かめてみる。 確かに彼は居ませんでした。 ただ、およそ彼がそこに居たであろう場所には制服が落ちていました。 私は、その制服を手に取り、周りを探しました。 明らかに異様な状況にも関わらず、辺りに彼が居るのではないかと思って…… ですが、結論から言うと見つかりませんでした。 私は手に持った制服を見ながら考える。 ポケットには携帯と、財布と、彼の宝物のハンカチが入っていました。 彼の宝物という事が気になってハンカチを調べてみる。 そしてとあることに気付く。 和「これ、は……」 ハンカチにはN.Hと刺繍が入っていました。 これは昔、私があの子に渡したもの…… あの子とはもう数年会っていない。 彼はあの子となにか関わりがあったのでしょうか…… それに関して知っていそうな友人に聞いてみることにしてみました。 それは前に預かっていてくれた友人。 憧「あれ? 和、どうしたの?」 和「すいません、穏乃にどうしても聞きたいことが。」 穏乃「何でも聞いていいよ。」 和「……あの子……穏乃に預かってもらったひょうちゃんに関してです。」 憧「ひょうちゃん? 確か穏乃が預かっていたあのこだよね?」 憧「しかも穏乃が名付け親だったから結構懐いてた。」 和「そうです、そのひょうちゃんです。」 穏乃「……うん、わかった。」 穏乃「あの子を和から預かった日からひょうちゃんはずっと大人しかったんだ。」 穏乃「まさに借りてきた猫状態だったよ……」 穏乃「家のお店においても大人しいし、みんなから愛されてたんだ、みんなに撫でられて、お店の看板招き猫だって。」 穏乃「和から貰ったハンカチ、首に着けて凄く大事そうにしてた。」 穏乃「ひょうちゃんはよく店の窓から外を見てたよ、誰かが道を通るたびに視線をずらしてた。」 穏乃「今思えば和が来るのをずっと待ってたんだね……」 穏乃「気分転換に散歩とか連れて行ったけどよく辺りを気にしていた、というより匂いを嗅いでいたんだ。」 穏乃「それからひょうちゃんはさ、和が引っ越したあともちょくちょく和が居た家に行ってた。」 穏乃「なんどもなんども行くから、その度にかわいそう思えてさ……私、思わず言っちゃったんだ……」 穏乃「『そこにはもう、和はいないんだよ。』って……」 穏乃「それから少ししてひょうちゃんはいなくなった……」 穏乃「最初は散歩にでも行ったのかなって……お腹空いたら戻ってくるかなって……」 穏乃「でも……ひょうちゃんは帰ってこなかった……」 穏乃「私が……和はもういないって言ったから……探しに行っちゃったんだって思って。」 穏乃「きっと、私のせいだって……」 穏乃の声が震えていた、目尻には薄っすらと涙も…… 穏乃はあの子がいなくなったことが気懸かりだったんですね…… 穏乃「もしかしたら無事、和のところに行ったのかもって思ったけど……和の連絡先も知らなかったし……」 和「穏乃、ありがとう、話してくれて……」 穏乃「うん、今までちょっと言いづらくてさ……」 和「そう、ですか。」 穏乃「何でまた今になって?」 和「もしかしたらですが、ひょうちゃんと会えるかもしれないんです。」 憧「嘘!?」 穏乃「ホント!?」 和「もしかしたらですが……」 憧「あ~! あの子もっかいモフモフしたい~!」ワキワキ 穏乃「憧は動物好きだもんね。」 憧「部屋にはぬいぐるみや飼育本があるくらい好きよ。」 和「もし会えたなら憧も触れるかも知れませんね。」 憧「そのときはよろしくね。」 穏乃達と別れてホテルに戻りました。 そして、彼の部屋へと向かい、ドアをノックします。 中から返事を待つとドアが開きました。 彼は私を見ると少しほっとしたような顔をしていました。 京太郎「和……」 和「先ほどは助けていただいてありがとうございました。」 京太郎「いや……それは……」 和「聞きたい事があるので、中に入ってもいいですか?」 京太郎「……ああ。」 中に入ると荷物を整理している様子でした。 多分、服を漁っていたのでしょう。 彼は着ていた物を置いて事故現場から消えたのですから。 和「これをお返しします。」 京太郎「……こりゃ、どうも。」 和「ところでこのハンカチについてお聞きしたいのですが……」 京太郎「ああ、それがどうしたんだ?」 和「優希がこれに触った時、須賀君は大事な宝物だと言いましたよね?」 京太郎「ああ、そうだよ。」 和「実はこれ、私が奈良から引越しする際にある子に渡したものなんです。」 和「貴方が持っていたということは、貴方はひょうちゃんについて知ってますよね?」 京太郎「……もっと直接言ったらどうだ?」 和「……では単刀直入に言います。」 和「須賀君は、ひょうちゃんなんですよね?」 京太郎「……なんでそう思うんだ?」 京太郎「いつもの和なら『そんなオカルトありえません』って否定するだろ?」 和「……そうですね、でも貴方は嘘は吐かないと思います。」 京太郎「人は猫には化けないだろ。」 和「語るに落ちていますよ、『ひょうちゃんが猫』だなんて私は一言も言っていません。」 京太郎「……はぁ。」 京太郎「俺はもう和が知ってる『ひょうちゃん』じゃないぜ?」 京太郎「元の姿が可愛くなくても文句言うなよ。」 和「構いませんよ。」 私がそう言うと須賀君……いえ、"ひょうちゃん"はみるみるサイズを変えて猫に変わっていきました。 体長約90センチの身体に40~50センチはある長い尻尾。 まるでジャガーや豹のような短い毛の文様。 小さい頃の記憶とは違いますが間違いなく"ひょうちゃん"でした。 「びっくりした?」 和「驚いてはいますがそれよりも嬉しいです。」 和「昔はあれだけ小さくて弱々しかったのに……」 「そうか、やっぱり昔からのどかなんだな。」 和「? どういう意味ですか?」 「そのままの意味だよ、昔からその優しさは変わっていない。」 「昔から人間っていうのは匂いが変わらないな。」 和「もしかして憧のことですか?」 「ああ……うん、あいつは無茶苦茶にしてくるから苦手だ。」 和「うふふ、憧は動物が好きですからね。」 「それはわかってはいるんだけどな。」 「一体幾つの仲間が魔王アコの犠牲になったのやら……」 「まぁアコも成長して少しは大人しくなったのかな?」 和「……聞いても良いですか?」 「なんだ?」 和「その……ひょうちゃんが須賀君になった理由とか。」 「……俺さ、のどかが居なくなった日から探していたんだ。」 「家まで匂いを辿って。」 「その時はシズノも一緒にいたけどさ。」 「何度も行くとシズノが寂しそうに教えてくれたよ。」 「『のどかはもういない』って。」 和「ええ、知っています、聞きましたから。」 「でさ、俺さ、思っちまったんだ。」 「捨てられたんじゃないかって。」 和「!……」 「もしかしたら何かの間違いじゃないかとも思ったけど、仲間の猫も捨てられた奴がいたんだ。」 「家猫だったけど、もう飼えなくなったから捨てられたんだって……そいつは言ってた。」 「でも、俺は諦め切れなかった、認めたくなかった。」 「のどかに捨てられた事に、どうしても思い出を忘れられなかった。」 「のどかの匂いも、初めて抱いてもらった時の温かさも、忘れられなかった……」 「だから俺はのどかを追いかけたんだ、シズノや可愛がってもらった周りには申し訳なかったけど。」 「長かったよ、のどかを捜す旅路は……」 「烏や野生動物に襲われたりもした。」 「悪ガキにも追いかけられたこともあった。」 「宛てがわからない旅に疲れて、疲れきって、倒れて、 もう死ぬんだろうなって思ったときさ……俺を助けてくれた老夫婦がいたんだ。」 「倒れてから何時の間にか俺は人っぽいの身体になっていた、 そんな事どうでもよかったけど……須賀さん……俺を拾ってくれた人だが。」 「爺ちゃん婆ちゃんは必死に介抱してくれたんだ、どこの生き物かわからないような俺を。」 「優しい人たちで今でも感謝してるんだ。」 「介抱してもらったときに名乗ったんだけどさ、俺餓死寸前だったし、 なにより人の言葉を喋ったの初めてだったから上手く言えなかったんだ。」 「ちゃんとシズノが付けてくれた『豹太郎』って言う強そうな名前を貰ったのにな……」 「それから京太郎って名前になっちまったよ。」 「そのあと学校にも通わせてもらってさ。」 「咲にあったのもそこらからかな。」 「これが俺が人間っぽくなるまでのそして須賀を名乗る話だ。」 和「そうだったんですか……」 「助けてもらった爺ちゃんや婆ちゃんに恩返ししたかったから、のどかを捜すのを辞めて一緒に住んでたんだ。」 「でも、高校に入ってから懐かしい匂いがしてその匂いを辿っていくと麻雀部に行き着いたんだ。」 「ドアを開けると……のどかがいた。」 「嬉しかったよ、でも俺は名乗れなかった、昔とは違う姿だったから。」 「ついでに小さい頃のアコに似た女が居てびびったぜ?」 和「優希は確かに小さい頃の憧に似ていますからね。」 「まぁ匂いで違う人間だってわかったけど中々なぁ……」 和「そんなに憧が苦手だったんですか?」 「俺を捕まえて無茶苦茶撫でてくるじゃん……」 「禿げるかと思ったよ。」 「あいつは動物好きにも程があるよ。」 和「うふふ、そうですか、憧の猫可愛がり困ったものですね、憧にはちゃんと言っておきますよ。」 「なぁ、のどか。」 和「はい?」 「ちょっとだけ甘えて良いか?」 和「ええ。」 私はベッドに腰掛、ひょうちゃんは私の膝の上に乗ってくる。 撫でて上げるとゴロゴロと嬉しそうに喉を鳴らしています。 スリスリと頭を擦り付ける動作。 まるで昔に戻ったようでした。 「ありがとう、元気が出たよ。」 和「いえお安い御用ですよ。」 「あとさ……のどか、一応言っておきたかったんだけど……」 和「はい?」 「実はさ、前々からこの姿を見せたら俺、姿を消そうと思っていたんだ。」 和「そんな……」 「わかるだろ……俺はのどか達とは違う、人じゃない……かといってただの猫でもないんだ。」 「文字通り住む世界が違う。」 「……それじゃあな。」 和「ひょうちゃん!」 追えば彼は逃げるでしょう。 本気で逃げたら人の足では追いつけない。 それほどに私たちには隔たりがあり、埋められない溝がある。 それでも私は…… 追わなくては……今追わないと一生後悔すると思い、私は部屋を飛び出していた。 公園近くを猫が一匹、色々と思い悩みながらトボトボと歩いている。 (どうすっかな……爺ちゃん婆ちゃんにも会わないといけないし……) 「あ、猫ちゃん!」 (あ!? この声にこの匂いは!?) 憧「あんたあの子に似て可愛いわね~」ワキワキ 憧「ほれほれおいで~」 (猫じゃらしだと? へ、甘く見られたもんだぜ。) 憧「ほらほら~」 (散っていった多くの仲間の為にもこんな奴に屈してたまるか!) (絶対猫じゃらしなんかに負けたりしない!!)キッ 「にゃ~ん♪」 憧「やっぱりこれを使うとイチコロね~。」 (本能には勝てなかったよ……) (てかマタタビは反則だろ!) 憧「もしかして和が言ってたアレってこの子のことかしら?」 (!? まずい!) 憧「ちょっと和に連絡取るから大人しくしててね、猫ちゃん。」 (和に居場所バレるのはまずいって!) (何とか逃げないと……) 憧「うりうり~猫ちゃんは大人しくマタタビを嗅いでなさ~い。」 (くやしい…!でも…嗅いじゃう!)ビクンビクン 和「ありがとうございます。」 憧「いいのいいの、すっかりこっちも楽しませてもらっちゃったし。」ツヤツヤ (お婿にいけない身体にされてしまった……)シクシク 憧「で、やっぱりこの子ってひょうちゃんなの?」 和「ええ、ですから再び会えたのが嬉しいんです。」 和「それなのに逃げ出してしまって……」 和「でも、もう逃がしません。」 和「首に縄を付けてでも一緒に帰ります。」 憧「そう、ならまたあたしにも触らしてよね。」 和「うふふ、ええ構いません、ひょうちゃんが嫌がらない程度でしたら。」 憧「うん、和なら言ってくれると思った……あ、シズにも伝えなきゃ。」 和「きっと喜びます、穏乃もこの子も。」 憧「じゃあ、あたしシズに伝えてくるわね~。」タタタタッ 和「……もう、逃げないでくださいね?」 「でもさ、俺は人間でも猫でもないんだぜ?」 和「そんなのどうでもいいです。」 「……俺の意思は?」 和「そんなの知りません。」 「結構、のどかって頑固だよな……」 和「頑固で結構です。」 「ま、そのおかげで俺は生きてるんだけどさ……」 和「さぁ、帰りましょう、みんなが待ってます。」 和「あと人の姿格好で匂いを嗅がないでくださいよ? 怪しまれますから。」 「え、バレてた? さりげなくやってたつもりなんだけどな……」 和「気付く人は気付きますよ、猫だってバレないのが不思議です。」 「いやいや、目の前で変わらないかぎり大丈夫だろ。」 和「色々猫とバレ無いように特訓しないとですね。」 「麻雀の特訓の方が有意義だと思うんだけどなー……」 和「ほらほら~」 京太郎「…………」 優希「咲ちゃん、犬の奴、のどちゃんと何してるんだじぇ?」 咲「さぁ……猫じゃらしを目の前で揺らして何やってるんだろうね……」 京太郎「……んにゃー。」 優希・咲「え?」 和「ちょっ!?」 京太郎「す、すまん……何とか誤魔化してくれ……」ボソボソ 和「お、お前ネコかよー!?」 京太郎「ん、ンアーッ!」 和「無理矢理すぎませんか……」 京太郎「大丈夫、あの二人ならこれで誤魔化せると思う……そんな気がする……」 咲「京ちゃんがおかしい……」 優希「のどちゃんもおかしいじぇ……」 和「…………」 京太郎「……すまん。」 和「これからも頑張りましょう……」 京太郎「ああ、そうする……」 カンッ!
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淡「京太郎!部活終わったらちょっと付き合って!」 京太郎「なんだいきなり」 淡「実は東京でKちゃんが限定販売されるって噂があるの。一緒に来てくれない?」 京太郎「ぬいぐるみ買いに男連れてく気かよ……暇だからいいけどさ」 淡「ありがとー!じゃ、後でね!」 淡「遅れてごめん!レギュラーだからミーティングだーって菫先輩がうるさくて」 京太郎「いいって。早く行こうぜ。途中の本屋でちょっと見たいものあるけどいいか?」 淡「じゃ、その前にどっか入らない?ちょうどお菓子切れててさー」 尭深「……淡ちゃんに、京太郎くん?」 京太郎「あ、渋谷先輩」 淡「タカミー、さっきぶり」 尭深「うん。2人は……デート?」 淡「!?」 京太郎「ちょっと買い物行くだけですよ。そんなデートって程じゃ…」 淡「こ、これって京太郎とデートなの!?じゃ、じゃあ今までのも含めたら何回…」顔真っ赤 尭深「……じゃ、デート楽しんで来てね」 京太郎「先輩……行っちまった。デートねぇ。淡」 淡「ひゃ、ひゃいっ!!」 京太郎「何驚いてるんだ?」 淡「な、なんでもないから!で、何?」 京太郎「いや、これってさっき先輩が言ったようにデートなのか?」 淡「あー、そ、そうだねー。京太郎がどうしてもって、言うなら、デートってこと、にしてあげてもいいよ?」 京太郎「いや、そこまでじゃないけど」 淡「……そっか」シュン 京太郎「しかし、今日いつも以上に人が多いな……よし、淡」 淡「何?ひゃっ!」手、握られる 淡「い、いいきなりなんなの!?」 京太郎「こうしないとはぐれそうだからな」 淡「私はテルーじゃないよ!」 京太郎「どの道人多いんだからしばらくこのままでいいだろ。さっさと行こうぜ」 淡「もー……特別に許す!」 京太郎「そりゃ良かった」 淡「うん……じゃ、張り切っていこー!」 京太郎「おい、引っ張るな走ろうとするな!」 その日の淡はいつも以上に機嫌良かったとか
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1379605327/ 京太郎「そうだったのか……。気が付かなかったぞ」 咲「中学生の時にお姉ちゃんに人生相談したら気持ち悪がられてね」 京太郎「もしかしてそれが別居の理由?」 咲「……うん。私と居ると身の危険を感じるんだって」 京太郎「咲が何かするとか思えねーんだけどな」 咲「私も一生懸命、弁解したよ。でも、何か同じ空間に居るのが嫌みたいで」 京太郎「まぁ…仕方ねぇよ」 咲「…そうだね。私が女の子好きなのは身内の恥だと思ってるだろうし」 京太郎「うーん。なんで俺にカミングアウトしたんだ?」 咲「京ちゃんも私と同じって思ったから」 京太郎「……俺は巨乳好きの女好きだよ」 咲「嘘だ!私、見たもん!京ちゃんが嬉しそうな顔して男の人の車に乗るの」 京太郎「チッ…」 咲「あんな顔、私達の前では見せなかった!和ちゃんの胸を見てる時より目がキラキラしてたよ」 京太郎「しゃーねな。咲もカミングアウトしてくれたんだ……。俺も…」 京太郎「今、付き合ってる彼氏とデートしてたよ」 咲「彼氏!?やっぱり、京ちゃんは……」 咲「京ちゃんはホモ?」 京太郎「そうなるな。今、好きな人は男の人だ」 咲「私も……好きな人は女の人」 京太郎「咲は付き合ってないのか。片思いか?」 咲「う、うん。最近その人の事を考えると夜も眠れないの」 京太郎「……完全に恋する乙女モードだな」 咲「毎日毎日の部活が楽しくて…、楽しくて…。 こんな日がずっと続けばいいのにって思う反面、もっと違う関係になれたらとも思う」 京太郎「なぁ、咲の好きな人当てていいか?」 咲「え?部活には四人も居るよ。当てれるの?」 京太郎「麻雀は下手くそな俺だが、これだけは当てる自信がある。99%当てれる」 咲「最低でも25%だよ!?い、言ってみてよ。一回で当てたらレディースランチ奢ってあげる」 京太郎「その言葉、忘れるなよー」 咲「当てれなかったら、京ちゃんが私にレディースランチ奢ってよ?」 京太郎「へいへいその条件のった」 咲(私がかなり有利だよね。三人もハズレが居るわけだし) 咲(やっぱりこう言う賭けはフェアじゃないと駄目だよね) 咲「ヒント出した方がいい?四択ってよく考えたら難しいよね」 京太郎「いらねぇ。むしろ全国含めても良かったくらい」 咲「ホント!?私、ずっと普通の女の子演じてたはずだよ!普通、ノーマル。バレてるわけがないよ!」 京太郎「いやー……、もしかすると部長も気付いてると思うぞ」 咲「嘘だ嘘だウソだ!そんなのバレてたら、もう私学校に来れないよぉ……」シュン 京太郎「部長と話した事はないんだけどな。何となくそう思うだけだよ」 咲「……で誰だと思うの?」 京太郎「和」 咲「~~~~~ッッ!?!??!??!」ビクッ 京太郎「レディースランチご馳走さん」 咲「う、うん///当たってるよ」 京太郎「咲は和に恋愛感情を持ってたのか……。友情にしては…こう…、少し異質な物を感じてた」 咲「同じ部活仲間に恋愛感情を持つっておかしいよね?私、頭おかしい子だよね?」グスン 京太郎「そうだな。頭がおかしいのかもしれない」 京太郎「部活仲間と恋愛はよく聞く話だ。俺と咲なら何の問題もなく付き合ってるだろうな」 京太郎「けどさ……。俺もホモだからわかるけど、好きになっちまったもんは仕方ないって思うんだよな」 咲「うっうっ…、和ちゃんってなんで女の子なんだろう…。 もし男の子に生まれてくれてたら、私も告白して玉砕出来るのに」ポロポロ 京太郎「和は女だからなぁ……。こればっかりはどうにも」 京太郎「後、二年以上あるぞ。ずっと秘密にするのか?」 咲「墓まで持って行こうと思う。和ちゃんとはずっと親友で居たいから……」 京太郎「それがいいかもなぁ……。和がレズならワンチャンあるけどさ」 咲「絶対ないよ!和ちゃん、真面目だもん」 京太郎「俺も真面目なつもりなんだが……」 咲「嘘だー。宿題もロクにやってこないのに?」 京太郎「宿題は……咲の写せばいいからな」 咲「そんな事だから嫁さん言われるんだよ。わ・た・し・が」 京太郎「ごめんな。カモフラージュにはちょうどいいって思ってるぜ」 咲「京ちゃん恋人居るんでしょ?私が嫁扱いされて、怒ったりしないの?」 京太郎「あの人は大人だからなぁ……。嫉妬なんかしないんじゃねぇかな」 咲「大人の人と付き合ってるんだ」ドキドキ 京太郎「おおぅ、大人はいいぞー。奢ってくれるし、帰りは送ってくれるし」 咲「そっかー。いつの間にか京ちゃんは大人の階段登ってたんだね……」 京太郎「まぁな」ドヤッ 咲「ど、どんなデートしてるの?」 京太郎「気になるの?」 咲「もちろん」コクコク 京太郎「咲は俺の秘密を知る数少ない友人だから、話してやるか」 咲「うんうん」コクコク 京太郎「彼氏は俺と違って働いてるから、ホモバレは絶対避けたいはずなんだ」 咲「だよねぇ」 京太郎「だから室内デートが多いよ」 京太郎「咲が見たのは……、多分、俺達映画を見に行ってたかな」 咲「映画かー。いいなぁ……。私も和ちゃんと映画行けたら……」 京太郎「映画くらい行けるだろ?誘えよ」 咲「優希ちゃんがセットで着いて来るから……。私が行きたいのは映画デートで、映画見に行くんじゃないもん!」 京太郎「和って映画のラブシーンで表情変えたりするのかな?」 咲「わかんない。意外にアタフタするかもしれないし、シレッとしてるかもしれない」 京太郎「和は精密機械みたいな印象あるからな。やっぱり何もなかったかのようにポップコーンを食べ……」 咲「恋人さんはどうだったの!?」 京太郎「男同士だからアクション見てたよ。もちろん手を繋ぐ事もなく」 咲「きゃーーーーー!きゃああああああ!!!!!」 咲「こうやって手を重ねるとかないの?」ピトッ 京太郎「ねぇよ。男同士が、手を重ねてたら気持ち悪いだろうが」 京太郎「ってか、俺に触るな!」ババッ 咲「ご、ごめん。つい」 京太郎「女に触られると蕁麻疹が出るんだよ」スリスリ 咲「ごめん、気をつけるよ」ペッコリン 京太郎「手を繋ぐで思い出した。咲、お前和の布団に入りこんだらしいぞ」 咲「うそッ!?」 京太郎「ホントホント。全国大会個人戦の夜な」 咲「あの日かな……。お姉ちゃんに会いに行って叩かれて、トイレで泣いた日」 京太郎「トイレで泣いてたの?花子さんかよ」 咲「みんなの前では泣かないようにって……。でもさ……」 咲『ごめん。今日は一人させ……』 和『咲さん。ウサギさんみたいに目が真っ赤ですよ』 優希『そうだじぇ!ほっとけないじぇ』 咲『ううっ…うぐっ…、えぐっ…な、な、な泣いて…なんか……』ポロポロ 和『咲さん』ダキッ 優希『さーきーちゃーん』ダイブ 和『何があったか聞きません。知りたくもありません』 優希『泣きたいのに我慢しちゃ駄目だじぇ。私なんか試合が終わってからすぐ大泣きしてたじぇ』 咲『わたわわわわたし、昔から変な子で!お姉ちゃんにいっぱい迷惑かけて!ぐすっ…えぐっ…、それで…、それで!』ポロポロ 和『咲さん、今日は私と優希がずっと側に居ますから……』ギュウゥゥゥ 優希『私達、ズットモだじぇ!』ビシッ 咲『うん!うんうん。和ちゃんと優希と友達になれて良かった』ポロポロ 咲「で、三人で仲良くガールズトークしながら寝たの」 京太郎「その後。その後だ、話は。和が言うにはなぁ~」 モゾモゾモゾ…… 和『なんだか寝苦しいです』 咲『くーかー』スピー 和(咲さん!?) 咲『お姉ちゃん…今までごめん。そしてありが…と…う…。変われなくてごめんなさい』ムニムニ 和『んっ…くぅ…、咲さん咲さん、私はお姉さんではありませんよ』小声 咲『最後に…これで最後だから…、昔みたいに…』ポロポロ 和『……咲さん』 咲『甘えさせて下さい』モミモミ 和(今夜だけですよ?寝苦しい夜になりそうですね) 京太郎「ってわけよ。おかげで和には目のクマがばっちりと」 咲「あーーーーーーーー!あの日の翌朝、和ちゃんが眠そうにしてたのは私のせいなんだ」 京太郎「安心しろ。本人的には青春の一ページの思い出として話してた。レズビアン特有の行動とは思ってないはずだ」 咲「ううっーーー恥ずかしい///私、何やってるの……」ドヨーン 京太郎「このままだといずれボロが出るかもしれないぞ」 咲「ごめん。気をつける」 京太郎「俺に謝られてもなぁ……。咲は和に触れたいのか?」 咲「そりゃ…少しは…、思ってるよ…」 京太郎「咲にも性欲があるのか。お兄さんびっくりだ」 咲「むっ!?性欲なんかじゃないもん!もっとこうピュアな感情だよ」 京太郎「性欲でも肉欲でもいいよ。咲は、和の体に触れたいんだろ?」 咲「……」コクン 京太郎「レズならバレずに触れ。優希にもベタベタしつつ、和ともベタベタすればいい」 咲「う~ん、難しいなぁ」 京太郎「女はまだマシだぞ。ベタベタしてても、同性愛とは疑われにくい」 咲「そうだね。私も優希がこっち側の人間かと思ってたけど」 京太郎「アイツは違う」 京太郎「男同士なんか人目がある所でイチャイチャ出来ないんだぞ!?この辛さがお前にはわかるのか?」 咲「でも京ちゃん、恋人居るし……。私よりずっとずっと、幸せだよ!」 咲「いや…私も十分に幸せなはずかな。とても仲のいい友達が居る、好きな人が同じ部活に居る」ブツブツ 咲「和ちゃんの横顔を眺めている時間は私にとって、とても…とても…幸せな時間のはず」ブツブツ 京太郎「そうそう。今以上の幸せを望むなら、失う覚悟もしないとな」 咲「それって和ちゃんとの信頼関係って事?」 京太郎「そうだ。俺がホモだとバレたら、きっと俺はクラスで孤立するだろう」 咲「……うん。私もバレたら、優希ちゃんも余所余所しくなるかもしれないね」 京太郎「和はもっとひどいかもしれん」 和『咲さんってレズビアンの方ですか?すいません、私はそっちの気はないので……、その…とても…困ります』ビクビク 咲「うわあああああああああ!!!!!!!!!!」 京太郎「落ち着け!それはまだマシなパターンだ!もっと最悪なパターンもある」 咲「どうしよ…どうしよ…」カタカタ 京太郎「今のままの付き合い方だとバレる可能性があると思う。部長が勘付いてるくらいだし」 咲「うっう…、私が和ちゃんを嫌いになればいいの!?無理、無理ムリムリ!嫌いになんかなれるわけない」ポロポロ 京太郎「恋心を隠して上手く付き合って行くしかないんじゃないか?」 京太郎「レズなら少しくらいベタベタしても大丈夫だからさ」 咲「……うん」 京太郎「元気出せよ。帰りにマグロナルド奢ってやるから」 咲「京ちゃん優しいね。男の人にもモテるわけだよ」 咲「そーいえばさー」モグモグ 京太郎「ん?」 咲「京ちゃんの彼氏ってどんな人?写真ある?優しい人?」チューチュー 京太郎「優しいよ。咲の知ってる人だよ」 咲「誰だろ……。全くわかんないなぁ」パクパク 京太郎「ハギヨシさん///」 終わり
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ルニア戦記攻略情報 エイル装備-頭:カチューシャ 名称 必要Lv 必要能力 防御力 力 知能 健康 素早さ HP MP 売却 備考 見習い僧侶のカチューシャLv1 1 7 +1 +1 --金--銀--銅 駆け出し僧侶のカチューシャLv1 3 18 +1 +1 +1 --金--銀--銅 実用的なカチューシャ 3 25 +1 +1 +3 --金--銀--銅 オーガロードのカチューシャ 4 22 +2 +1 +2 --金--銀--銅 ステラのカチューシャLv1 5 32 +1 +4 --金--銀--銅 ソムニウムのカチューシャLv1 5 32 +3 +1 --金--銀--銅 パラディウスのカチューシャLv1 5 32 +3 +1 --金--銀--銅 オドアのカチューシャLv1 5 32 +3 +1 --金--銀--銅 名称 必要Lv 必要能力 防御力 力 知能 健康 素早さ HP MP 売却 備考 駆け出し僧侶のカチューシャLv2 13 36 +2 +2 +3 --金--銀--銅 歓迎のカチューシャLv2 15 55 +2 +2 +2 +2 --金--銀--銅 法皇のカチューシャLv2 15 58 +3 +7 +7 --金--銀--銅 ステラのカチューシャLv2 15 65 +2 +7 --金--銀--銅 ソムニウムのカチューシャLv2 15 65 +6 +3 --金--銀--銅 パラディウスLv2 15 65 +6 +3 --金--銀--銅 オドアのカチューシャLv2 15 65 +6 +3 --金--銀--銅 汚れていないのカチューシャ 17 43 +1 +2 +6 +3 --金--銀--銅 取引不可 ラーヴァのカチューシャ 19 62 +4 +7 --金--銀--銅 名称 必要Lv 必要能力 防御力 力 知能 健康 素早さ HP MP 売却 備考 駆け出し僧侶のカチューシャLv3 23 52 +3 +3 +4 --金--銀--銅 網模様のカチューシャLv3 25 22 +3 +1 +8 --金--銀--銅 金持ちのカチューシャLv3 25 36 +3 +8 --金--銀--銅 旅人のカチューシャLv3 25 52 --金--銀--銅 チキンサマナーのカチューシャ 25 62 +2 +5 +7 --金--銀--銅 心のカチューシャLv3 25 62 +8 +1 +3 --金--銀--銅 教皇のカチューシャLv3 25 67 +4 +4 +4 --金--銀--銅 竜巻のカチューシャLv3 25 69 +1 +8 --金--銀--銅 突然変異のカチューシャLv3 25 73 +5 +5 --金--銀--銅 歓迎のカチューシャLv3 25 80 +2 +2 +2 +2 --金--銀--銅 勇気のカチューシャLv3 25 80 +6 +11 --金--銀--銅 達人のカチューシャLv3 25 83 +2 +2 +2 +2 +5 +5 --金--銀--銅 ダールのカチューシャ 25 85 +5 +1 +2 +3 +3 --金--銀--銅 ステラのカチューシャLv3 25 94 +2 +10 --金--銀--銅 ソムニウムのカチューシャLv3 25 94 +9 +4 --金--銀--銅 パラディウスのカチューシャLv3 25 94 +9 +4 --金--銀--銅 オドアのカチューシャLv3 25 94 +9 +4 --金--銀--銅 名称 必要Lv 必要能力 防御力 力 知能 健康 素早さ HP MP 売却 備考 伝説的なクマ皮のカチューシャ 30 109 +3 +3 +2 +1 +11 +7 --金--銀--銅 伝説的なローテム守護者のカチューシャ 33 109 +1 +3 +7 +4 +4 --金--銀--銅 幽霊カボチャのカチューシャ 34 122 +5 +21 +28 --金--銀--銅 帰属アイテム 格闘王のカチューシャLv4 35 76 +9 +9 --金--銀--銅 歓迎のカチューシャLv4 35 105 +3 +3 +3 +3 --金--銀--銅 天下無双のカチューシャLv4 35 109 +14 -2 +7 --金--銀--銅 ステラのカチューシャLv4 35 122 +3 +13 --金--銀--銅 ソムニウムのカチューシャLv4 35 122 +11 +5 --金--銀--銅 パラディウスのカチューシャLv4 35 122 +11 +5 --金--銀--銅 オドアのカチューシャLv4 35 122 +11 +5 --金--銀--銅 コバルトのカチューシャLv4 35 218 +1 +1 +1 +1 +2 +2 --金--銀--銅 名称 必要Lv 必要能力 防御力 力 知能 健康 素早さ HP MP 売却 備考 ステラのカチューシャLv5 45 151 +4 +16 --金--銀--銅 ソムニウムのカチューシャLv5 45 151 +14 +6 --金--銀--銅 パラディウスのカチューシャLv5 45 151 +14 +6 --金--銀--銅 オドアのカチューシャLv5 45 151 +14 +6 --金--銀--銅 伝説的なダールのカチューシャ 49 157 +10 +2 +4 +7 +7 --金--銀--銅 名称 必要Lv 必要能力 防御力 力 知能 健康 素早さ HP MP 売却 備考 伝説的なトロール指揮官長のカチューシャⅡ 53 155 +5 +11 +8 --金--銀--銅 ステラのカチューシャLv6 55 176 +5 +19 --金--銀--銅 ソムニウムのカチューシャLv6 55 176 +16 +7 --金--銀--銅 パラディウスのカチューシャLv6 55 176 +16 +7 --金--銀--銅 オドアのカチューシャLv6 55 176 +16 +7 --金--銀--銅 コメント wikiの編集方法がわからない方は、こちらから情報提供をお願いします。 名前 コメント 【汚れていないカチューシャ】は、無料オンラインゲーム ルニア戦記についてのユーザー更新型情報サイトです。 みなさまからの情報提供をお待ちしております。
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淡、泡風呂に入浴 R18Kちゃん販売開始 哩、リザベーションで縛り過ぎて… 巴、コンタクトにしてみました 靖子、Kちゃんプロデュースのカツ丼が販売される 優希、カピーにすぐなつかれる 竜華、京太郎と怜が膝枕を… 塞、みんなの前で裸エプロンを見せつける Aブロック、水着撮影会 由暉子、いくのんと憩ちゃんに色々なコスプレをさせられる話 「塞、みんなの前で裸エプロンを見せつける」の続き 久保コーチ、はやりんのモノマネ 揺杏、東京の暑さにまいってしまう 由子、新しい髪型に挑戦 もしも京太郎がつるぺた好きだったら 煌、一緒に勉強(意味深) 和、狼風Kちゃんを買って… 阿知賀、京太郎に何かしてあげよう 鶴賀、京太郎に何かしてあげよう 咏、京太郎と花火大会 和、京太郎と2人でデート(暑いのか服の露出度がいつもよりも高めです) 憩、「5スレ目、入院中の京太郎がエロ本(ナースもの)読んでるところに遭遇」の続き 竜華、京ちゃんたちが遊びに来ているときにパソコン部品(?)の箱発見 照、京太郎に告白 咏、京ちゃんに着物を選んであげる 竜華、京ちゃんの部屋に夜遊びに行ったらいなくて服が落ちてたので… 姫子、2回戦終了後… 由暉子、罰ゲームでバニー姿に 永水、合宿中 咏、京太郎と一緒にKちゃん用の着物を見繕う 準優勝記念に、5人の本人モデルのぬいぐるみプレゼント 京太郎、念願の全国大会出場 Kちゃん、発送ミス 照、新作お菓子の試食 哩姫、「姫子、2回戦終了後…」の続き 竜華、一緒にお風呂 和、旅行に行きました「和、狼風Kちゃんを買って…」の続きです 玄、おもちを揉ませる 各キャラのKちゃんの愛で方 臨海、京太郎がマネージャーだったら 姫松、3年生組にセクハラっぽくからかわれる 千里山、姫松、1日監督交代(京太郎もいるよ) 哩姫、完全調教後 竜華、お幸せに 新道寺、3年生組にセクハラっぽくからかわれる 宮守、3年生組にセクハラっぽくからかわれる
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《星は儚く輝く》 私は強い。同年代で私に勝てる人なんていない。 皆皆、私の前では無力。他の人が手を揃える前に私がアガる。 そうだったはずなのに。 そんな私の前に二人、トクベツな人が現れた。 最初は部活の先輩、宮永照。 場の支配をものともせず、ばしばしアガられて負けた。 悔しい。ほんとに悔しかった。 なにより澄ました顔がよりいっそうむかつかせた。 二人目は喫茶店の店員、須賀京太郎。 テルにリベンジしようと思って、つけた先の喫茶店で四人目として卓に入ってきたのだけど、安々と私の支配を抜けてきた。 テルにも負けたし本当に最悪だった。 むかつく……けど…… 私よりも強い人が同年代でもいる。 そう思うと、世界が少し開けた気がした。 テルは凄い。 強いのにそれを変に誇るわけでもない。 格好いいというのが相応しいのかもしれない。 なのに私達、身内の前ではお菓子が大好きな一面を晒してて、ちょっと可愛いかも。 きょーたろーは話してて凄く楽しい。 私と話をする時、時折嫌な顔をする人が多いけど、きょーたろーは全くそんなこと無い。 しかも色んな話題を振ってくれて飽きることもない。 麻雀の腕はそんなにだけど、何故か負ける。きょーたろーも私と同じだ。 だからかな?ちょっと親近感。 そんな二人が大好きだ。 きょーたろーが真剣に麻雀を練習し始めた。全国を目指すみたい。 確かに私との勝率は悪くないけど、私が抜けた途端がくっと勝率が下がる。 色々と試行錯誤しながら勉強してるきょーたろーの顔はちょっとだけカッコイイ……のかも。 でもちょっとムカつくことがある。 野依プロに頭を撫でられたときはあんまり抵抗しないのに、私が撫でると凄く嫌がる。 生意気。 そういう態度はちょっとカワイイけど、もうちょっと撫でられてもいいじゃん。 もしかして……そんなわけない。なんにもない。 顧問の先生からきょーたろーと練習してもいいって許可をもらってから一ヶ月。 きょーたろーのおかげでプロの人たちからの指導を受けられ、私はかなり上手くなった。 高校に上がった頃の気持ちなんて欠片も残ってない。 他の人に負けるわけない、なんて思いもしないけど、私は強い。自信を持ってそう言える。 きょーたろーもかなり上手くなった。もしかしたら、本当に全国にいっちゃうかも。 でも、きょーたろーはきょーたろーだ。 たくさん下らない話をするし、悪ノリにも付き合ってくれるし、軽口も叩き合える。 今の私ならちゃんと言えるよ。自分の気持ちをちゃんと言えるよ。 きょーたろーのこと好きだって。 でも、聞いちゃった。聞こえちゃった。 きょーたろー、野依プロのことが好きだって、だから少しでも近づきたくて真剣に麻雀やり始めたって…… 私は応援するよ。 好きな人には幸せになって欲しいもん。 それからテルも。 妹が全国に来るみたい。 どこであたるかなんてわからないから決勝までいって闘わないとね。 ごめんね、きょーたろー。 テルのことは手伝ってあげられるけど、きょーたろーは手伝ってあげられない。 だから応援。 なんて声かけたらいいかわかんないけど、応援してるから。 きょーたろーはすごく頑張ってた。怖いぐらいに。 休憩時間、自分達の試合もあったけど、きょーたろーの試合見てた。 最後の試合はこっちの結果発表もあって見れなかったけど、ぎりぎりの逆転で、あぶなっかしいけど一位の人に勝ってたみたい。 でも……個人戦はその一戦で決まるわけじゃない。 たったの二。それだけの差をつけて、五位の人がきょーたろーを抜いて三位になった。 私は急いできょーたろーを探した。 スミレが電話をいっぱいかけたのに出なかったし…… 会場内で見つからなかったから外まで行って探した。 見つけた時、きょーたろーは魂が抜けたようだった。 目は斜め下を彷徨わせ、足取りはまるで重りでもついてるようにほとんど引きずった歩き方。 声をかけても反応しなかったから思わず手を掴んで振り向かせた。 ようやくこちらを向いた目はこっちを見ているはずなのに見てなかった。 普段有り余ってる元気は欠片も感じられない。 違う…… 私の知ってる京太郎と違う。 元気を出して「よぉ、淡!」って言ってよ。 元に戻って欲しい…… でも声のかけ方なんてわからなかった。 あんなに頑張ってたきょーたろーが三位に入れないなんておかしい。 だから慰めようとして難癖をつけてしまった。 結果は逆効果。 私、駄目だよ。 慰めたいなんて思ったの初めてだもん。 こんなに親しくなったの初めてだもん。 こんなに好きになったの初めてだもん。 スミレに叩かれて、きょーたろーが去っていって、きょーたろーのこと苦しみから助けてあげられなかったとわかったら悲しさが、自分の無力さが、それに対する悔しさが、涙になってこぼれた。 ごめんね。ごめんね、きょーたろー…… きょーたろーから連絡があった。 少し疲れた声してたけど、それでも元気な声だった。 ごめんって言ってきたけど、バカって返した。 バカってなんだよバーカって、冗談交じりな声で返してくれた。 自分がバカなんて知ってるよ。 もう聞いたもん、自分から。 そう、こんなんでいいんだよ。 私達の関係なんて。 バカって言ってバカって言われる、こんなやり取りをしながら笑いあって、ずっと友達でいられたらいい。 でも、ちょっと待ってよ。 もうすぐ雨はあがるから、そしたら星が輝いてるから――― カン!